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今日出逢ったことば0728

楚々(そそ)
「清らかで美しいさま」「可憐で美しいさま」

朝から頭痛と少しばかりの気持ち悪さがあり、毎週日曜日の畑を休んで寝る時間にした。
相方さんがピンポンをして、その音で目覚めた。やはりまだ少し頭痛は残る。

素麺を2分あたためて、畑で取れた黄色と赤のトマトを添えてブランチ的な朝ごはんを食べる。食感と味わいの違う採れたてに、元気をもらった。

昼前になって家を出た。
数えてみたら3年ぶりの葉山。
灯台下暗しということばはそぐわないのかもしれないが、近いけど、訪れることは少なかった。

楚々(そそ)というお店に入ってカフェオレを頼んで着席。店内の空気がそのお店の名前の通り清らかで美しい。
奥の日曜雑貨スペースを、友人が案内してくれた。偶然?必然?にもお知り合いが手掛ける商品が複数置かれていた。
面白いと思ったのは、お店の名前の意味を知らずとも、その意味を五感で感じられるのが空間だということだ。そして後から名前の意味を知り、そこでまた記憶に触れながら味わい深い時間を過ごせるということだ。

myaku
bamboo roll

友人たちとの打ち合わせを終えて、友人宅へ。
高い天井と余白のあるインテリア、知的好奇心と良い空気感が流れている。似合う。

集合時間までまだ時間があるということで、葉山散歩。友人宅から10分ほど歩くと、小さなお店の並ぶ道が出てくる。
丸い円の中に「げ」と書かれたビーチサンダルを履いている鎌倉民のひとたちから、それが葉山を本店にする「葉山げんべい」という江戸時代の文久3年(1863年)ごろに、現在の葉山町あたりに足袋屋として誕生したお店ということを教えてもらっていたので、訪れてみた。
購入するには至らなかったのだけれど、この場所がこのまちの人たちの足元を支えてきているんだろうという想いに馳せた。


げんべい

30分くらいだろうか、まちを探索してふと苺大福が好きな友人に、サプライズをしたいと相方さんと話して、「葉山 和菓子」と調べてsorairoという素敵な名前のお店が出てきたので、向かった。
小さな黒板に、優しい字体でメニューや営業時間が描かれている。ただ、入り口がどこかわからない。
30秒ほど視界をいろんなところに向けると、昔のたばこ屋さんのような小さなガラスドアが目に入り、その中にポツンと1人座っている人を発見する。ガラスドアを右手の指でとんとんすると、気づいてくれて、ガラスを引いて顔を出してくれた。
商売っ気のない物腰と、優しい表情とその優しさを感じさせる和菓子。
お土産に3つ買って、友人宅に戻った。

sorairoさんの看板
ピスタチオのお饅頭

超RIZIN3を観ながら、友人の手料理と持ち寄りの食事を囲みながら熱狂と談笑。
その時間もすごくゆたかだった。

勝負ごと故に、勝者と敗者がある。
それぞれの楚々って、なんだろう。

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