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認知症患者さんへの差別

「差別」

コロナ下において、この問題が取り沙汰されている。

日本人である私は、差別といえば、学校でのいじめのイメージ。

海外のニュースであるように、発砲事件にまで至る、、、

さすが、海外スケール。


と、少し差別について俯瞰して見ていた部分があった。



病院では、最近認知症患者さんが増えている。

その方に対し、頭のクリア(という言い方も差別なのかもしれないが)な患者さんが浴びせる心ない声。

認知機能が落ちても、発達課程に難があっても、そういう感情がこもった思いって分かるんです。

これも、一つの差別なんだろうと思う。


私のちょっと、誇れることとして、

こういう認知症患者さんへの医療職の対応は素晴らしいものだと思う。

「認知機能が低下しているんだ」

この前提を踏まえた上で接している。

露骨に相手を毛嫌いすることはない。

もちろん、仕事だからそんな対応ができるんだ。

それも一理ある。

でも、医療職の心の構え方を皆が持つことは大切なんじゃないかと思う。

「相手への思いやり」

認知症患者さんの場合、

・すぐ忘れてしまう

・同じことを繰り返す

・何度も同じことを質問

・やり方が分からない


これらは彼らにとっての日常。

相手の都合や考えを思いやることは、私たちの当たり前として、

プラス、特別枠で認知症の方への思いやりが必要だ。

上から目線なのかもしれないけど、医療職として働く中で

もう少し、そんな見方ができる人がふえればいいのにな、と思う。

危機的状況にある世の中で

人の心はこうにも簡単に動き、相手の心をも惑わせる。

そんな変幻自在なハートを

どうにか、どうにか

悲しみの方向に向かわないでほしい

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