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こわがりな私に出来たこと(高校卒業程度認定試験)

※「はじめの想い」から何記事か続いています。

学校に行けなくなって、苦しくて。
理由を言えなくて、まわりを困らせていることもわかっていた。
まわりからなんと言われるか、なんと思われているかこわかった。
学校で躓いていたら終わりだ。
こんなので社会で生きていけるはずがない。
学歴社会といわれていて学歴もなく、なにもやりたいこと、得意なこともない平々凡々な私はこのままで生きてなどいけない。
そんな私は大学までいかないと。

いろんな思考に追われていました。

学校に行けば、全て解決する。
でも、学校に行けない。
他の学校に転入という案もあったけれど、新たな環境に入っていくこともこわすぎる。
人がこわい。
他のところにいったって、うまく出来るなんて気がしない。

まわりの人が手を貸そうとしてくれたって、
なにかを言ってきてくれたって、
私が動かなければ意味がない。
結局は、私がしなければいけない。
私自身の問題。
私次第。

でも、なにも出来る気がしませんでした。

助けてほしいけれど、手を差し出されたって、それが出来ない。
言われても出来ないのなら、助けなんて求めちゃいけない。
その手を拒めば、なんて言われるかわからない。
こわいし、出来ないし、そんな奴が助けを求める資格などない。
ひとりで、自分自身でなんとかしなければいけない。
でも、私には何が出来る?

いろんな理由で、いろんな思いで、なにも言えない。

結局、高校一年が終わるときに退学しました。


外の出るのがこわい。
新たな環境に入っていくのもこわい。
人がこわい。

中学校を卒業して、そのまま働いている人がいることも知っていたし、高校生となればバイトもしている人もいる。

だけど、上記の理由で、私はどこかに働きに行くこともこわかった。

学歴でもあれば、少しは安心できるだろうかと考え、いろいろ調べて、高校卒業程度認定試験というものを知って、それを取得することにしました。
自分の力だけではわからないことが多かったので、それも調べて、通信教育で学べることを知って、それで勉強をしました。
静かに、ひとりで自分のペースで勉強出来るのがよかった。
そして、高校の授業よりもわかりやすかった。

高校卒業程度認定試験を取得できたのが、18歳の頃。
それでも、私の気持ちはなにも変わらなかった。

高校を卒業したのと同じ資格を与えられるけれど、
そんな試験・資格があることをどれだけの人が知っている?
これだけでは、まだまだ弱いのではないだろうか。


バイトをしてみようかと一度挑戦してみたものの、面接の時間が近づくにつれ、とてもこわくなり、結局、やめさせてもらいました。

学校に行けなくなったばかりの頃は、外も出ることもなかった。
しかし、徐々に昼間でもひとりで外に出たり、家族以外には会えなかったのが、幼馴染みや高校の信頼できる友達とは会えるようになっていました。

けれどやっぱり、新しい環境・知らない人達の中に入っていくのは、まだまだこわかった。


※続きます。

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