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「大阪のおばちゃん と 飴ちゃん」に関する推論もどき

まだ私が、うら若き乙女だった頃
バッグの中が飴ちゃんでザックザクになることが事が度々ありました。
アルバイト先のおばちゃん達が
「飴ちゃん食べる?」とおっしゃって
2・3個の飴ちゃんをくださるのです。
それを食べないまま放置していると
バッグの中はザックザク状態に

正直、飴よりチョコレート派の私。
普段から好んで飴を買い求める事はありません。
しかも子供の頃から
「勝手に人にものをもらってはいけません」
という謎に厳しい躾をされていたので
飴玉ひとついただくのも
素直に喜べないところがありました。
しかし、外面の良い私は
満面の笑みを浮かべ
「ありがとうございまーす!」と頂戴しておりその結果、ザックザクになった飴ちゃんを眺めて、途方にくれていたのです。

このバイト先のおばちゃん方が
俗に「大阪のおばちゃん」と呼ばれる方々でした。

当時の私は、彼女たちが小腹を満たすために飴ちゃんを用意しているのだと考えていました。
もしくは、コミニュケーションを円滑に図る為。それも一理あるとは思います。

しかし今、立派なおばちゃんに成長した私は
隠された もうひとつの理由に気がついたのです。

それは「唾液」です。
更年期を迎えると、唾液の分泌が悪くなり
喉が乾くとは違う
口の中が乾くという現象にみまわれるようになります。
おばちゃん達が飴を携帯するのは、口の中を潤すため必要不可欠な秘密兵器であると推測するに至りました。

この点と点が1本の線に繋がった感じ
素晴らしい
コナンになった気分だわぁ!

実際に大阪のご婦人方の飴ちゃん所有率は
50パーセントを超えるとい研究結果があるそです。誰が調べたかは存じ上げませんが。
かく言う私の姉も大阪のおばちゃん。
会う度に満面の笑みで
「妹ちゃん、飴ちゃんあげるっ!」と
飴玉を差し出してくれます。
本人は大阪の奥様だと言い張りますが。

他府県の方のイメージだと
大阪のおばちゃんは
ズケズケと下品にものを言う
厚かましい人というイメージなのでしょうね。
実際は、日々進行してゆく老いに戸惑いながらも開き直る
元うら若き乙女なのです。
生温かい目で見守っていただければ
嬉しいです。

そう言えば、飴に「ちゃん」をつけて
飴ちゃんと言うのは関西だけのかしら。
「お芋さん」「お豆さん」などと敬称をつけるのはご存知ですか?

あと・・・
食べ物の話の後でなんねんですが
お通じのブツの事を
幼い頃は「うんちゃん」と可愛らしく呼んでおりましたのよ。
下品な結びになってしまって
ごめんあせばせね。
ちなみに、私は大阪に住んでいないので
大阪のおばちゃんではごさいません。
あしからず。


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