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ご要望に応えること

習いに行ってるガラス舎の
生徒作品展が開催されました

赤穂市立図書館にて

生徒の中の男性に
いけばなの先生に聞きたいことがある
と声をかけられました

「プレバトの生け花だけど
 特待生や優勝者より
 自分の方がうまいはず
 どう思いますか」

とのこと

大作もいっぱい

確認すると
いけばなをしたことは一度もなく
花をいけた記憶もほぼないそう


なのですが

「プレバトの生け花は全部ヘタクソだ」

だそうデス


例えば
スポーツなら
ボールを〇メートル投げることができる
とか
水泳で
〇メートルを〇秒で泳ぐことができる

スポーツじゃなくても
ピアノだったら
バイエル〇番まで間違えず弾くことができる

なんて
客観的に判断できるけど

いけばなって、、、ねぇ


しかも
ロクに花をいけた経験もない方に
言葉だけで説明は困難です

一度体験してみませんか
と、お誘いしました


ビデオご持参でした

ガラス生徒作品展最終日
体験に来てくださいました

稽古場にいらっしゃるなり
「材料これっぽっち?」


テレビなら
潤沢に湯水のように花を使えます

プレバトのイメージのみで判断されてるんだな、
ということは分かりましたが
そんなに花を用意したら花代だけで破産しちゃう

なので
そこはグッと我慢していただき
最初の最初、いけばなの第一歩目となる
基本花型を大まかな説明と共にいけてみせました

が、
「…………、、、」

無反応でした


いけばなの切ないところは
一度切ったら元に戻せないところです

なので
わたしがかなりすっきりと
枝葉を整理しちゃった状態で
いけてもらいました↑↑↑


ちょっと手直ししました↑↑↑


いけばなは
植物で大きな空間を作る
というのが特徴のひとつです

何度も説明したのですが
ひとことも聞かない

「でもでも」を連呼し続け
手直し前の方が俄然いいと
言い張り続けられました


参ったなぁ



へなうさ工房 花器棚わき


稽古場にいけていたコレも

「変、足りない
 器の口全部ふさがないと!」

どこまでも
【いけばなは空間芸術】
聞こえておりませぬ

画像作ってみました

このように
もりもりにいけないといけなんだそう


ガラス作品展最終日だったので
いけばな体験は早々に切り上げて
展示していた作品を回収に一緒に向かいました

途中、食事をしたのですが
ちょうどそのお店に飾っていた
写真の絵のようなものが
生け花だと思っていたけど
どうやら違うみたいですね、
と言われたので
全てが無駄じゃなかったんだと
ほんのちょっとだけほっとしました^^


もうひとつ、救いだったのは
「これで生け花を知ってるって
 言ってもいいですよね」
と確認されたことです

なので
「今まで想像してたのと違った。
 に留めておいてくださいね」
とお願いしました


伝えたいことが伝わらなかったので
よくよく聞くと

「基本なんて必要ない
 ガラスだって
 基本コースからって言われたけど
 そんなことしてるヒマはなかった
 やりたいことがあふれてるんだから」

というお話がでてきて納得しました


わたしは何事に対しても
基本を大切にします

それを
聞く耳を一切持たないのであれば
わたしの説明は
それこそ『無駄』なものです

思い返せばガラス先生も
その方に対しては
結構放任されてるなぁ


掘り下げてじーっと
お話をお聞きして分かったのは
その方が望んでいたのは

『プレバトの才能アリよりずーっと上手ですね』

という誉め言葉

誉め言葉以外一切受け付けぬっ!
という固い信念がありました


なんどもここに書いてるけど
わたしは

クソ真面目
生真面目
バカ正直

です

なので
ウソは言えないです


まわりの多くの方々の

ええねんええねん
テキトーに褒めて
カネもろといたらええねん

という声が聞こえましたが
わたしはそれをよしとしない

ただでさえ誤解の塊になっている
いけばなを曲解されて
他で話されるのは忍びないの


ガラス作品展
基本をしっかりやられた方の作品

その日
どうにもモヤモヤして
友人にLINEしたところ

「いろんなひとがいるからねぇ」
と返信がきました

いろんなひとがいる

ホントそうね


日曜日だったので
どうする家康で
大好きな北川景子ちゃん演じる
毅然と生きるお市の方を見て
ずいぶんと癒されたので

ま、いいか

ということにしておきましょうか



いけばな🐇
へなうさ工房:甲子園球場ちかく
090-8214-8739(葉に意思、花咲く)
8739sshuho(@)gmail.com🐰















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