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父と包装紙とサンタクロース

クリスマスイブですね。
とても残念ですが、立派な中年男性となった私のところへは、サンタさんは来てくれません。なかなかプレゼントをもらう機会はなくなってしまいましたが、思い返すとクリスマスプレゼントのなにがいいって、あの包装紙をビリビリ破くときのわくわく感だった気がします。

私には7歳の息子と4歳の娘がいるので、プレゼントを用意しなくてはなりません。我が家では、父親である私の役目となっております。最近はもっぱらネット通販でプレゼントを用意するのですが、自分でラッピングをすることにしています。

やっぱり、ビリビリするときのわくわく感を子どもたちにも味わって欲しいですからね。

ちなみに、我が家はプレゼントの内容は申告制なので、子どもたちは一応何が入っているか知ってます。だとしても、私はラッピングを(ちゃんと包装紙で)することにしています。

今年の申告書 息子

息子の方は今年はポケモンをご所望の様子。どきどきとわくわくがとまらないようです。

毎年、Youtubeなんかを見ながら苦労して包むのですが、元々の不器用さも相まって、まぁうまくいきません。でも、イライラしながら包むのが結構楽しかったりします。

先日、今年の分も包み終えたのですが、包みながら私は一つ悩みを抱えていました。そう、あれです。きっと世の親御さんたち、誰もが一度は考える、あれです。

「サンタさんって、本当はお父さん(お母さん)なんでしょ?」

って言われたら何と答えるか問題です。
そういえば息子は小1です。そろそろ、言ってきてもおかしくない。というか、みんないつ頃気づくのでしょうか?

私はプレゼントを包みながら考えます。なんと答えるのが正解なのか。

「なに言ってるの。サンタさんが来てくれてるに決まってるでしょ」
押し通す。結構キツい。どっかで絶対ボロがでる。

「そうです、私がサンタさんです」
あっさり認める。今後は楽だが、夢はない。

あーでもない、こーでもないと考えた末、私は一つの結論に達しました。
それがこちら。

サンタ 「そうですか、今年が最後ですね」

わたし 「はい、お世話になりました」

サンタ 「では、卒業となりますのでこちらにサインを」

わたし 「ここですか? はい、どうぞ」

サンタ 「ありがとうございます。では、今後はご両親の方でお願いします」

わたし 「ありがとうございます。サンタさんもお元気で」

ということにしました。

サンタさんはいる。でも、サンタさんって本当はいないかも、と思ってしまった子はサンタさんから卒業になる。その後は親とバトンタッチし親がプレゼントを贈る。

どうでしょうか。ごまかし続ける必要がない。でも、夢も壊さない。サンタの都合もちゃんと考えている。卒業してもらわないと、子どもが増える一方で遅配が発生しますからね。

皆様はどうお答えになったでしょうか。
同じくお悩みの方に、参考になれば幸いです。

それでは皆様、素敵なクリスマスを。

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