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鹿児島県長島町に移住しました

8月、鹿児島県長島町という島に移住しました。

ほとんどの人に伝えられずに東京を離れて、この投稿をみて「なんで教えてくれなかったの?」と思ってる子がいたらごめんね。

こんなご時世だからウイルスの影響で引っ越したと思われるかもしれないけど、それとはまったく関係なく、1年前、これからの生き方を見直す中でみつけた答えが「移住」でした。

ツイッターとかフェイスブックをみてくれてる人の中には、たまに地方にいってる報告とか、最近の自動車免許合宿の投稿で「しんみ、どうしたの?」と気にかけてくれた人もいたね。その節はありがとう。

移住先を探すためにあちこち巡っていたのと、仕事の都合で車の運転が必須なので自動車学校に通っていたのでした。

ちゃっかり伏線は張っていたものの、ようやくちゃんとお知らせできたぞ…!

今日は、なんで移住したのかと、島でやることについてお話しします!

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(今年2月に長島町に短期移住した時に撮ってもらった写真だよ〜。長島随一の絶景スポット『針尾公園』にて)

養殖ぶりの生産量日本一。雄大な自然に囲まれた長島町

そもそも、長島町ってどこやねんって思ってる人が多いと思うので、まず地図で紹介するね。

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わかるかな?

左側の真ん中あたり、赤く囲ってある島が長島町です。

橋が架かっていて陸路でたどり着けるものの、鹿児島市内から車で2時間以上かかる田舎中の田舎。めちゃくちゃ静かでゆ〜ったりとした時間が流れてるよ。

島内は一次産業が盛んで、養殖ぶりの生産量に関してはなんと日本一。食料自給率100パーセントをこえるたくましい島なのです。

それに加えて、雄大な自然に囲まれて生活している影響なのか、おおらかな人が多い。数日前に引っ越してきたけど、泊まらせてもらったり、ごはんおすそわけしてもらったり、すでに島の人たちのやさしい洗礼を受けまくってます。

長島町の魅力を発信するSNS広報になる

長島町では役場の地方創生課に在籍して『地域おこし協力隊』という仕事をするよ。

地域おこし協力隊についてはこちら↓

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※地域おこし協力隊ホームページより

東京すきだから「都会を離れたい」と思ったわけではないし、島のことも住んでる人のこともまだよく知らないから「地域のために!」なんて言うのはおこがましいけど、暮らしていく中で土地への愛着も人への情も強まって、その先で「あの人、こういうことしたらよろこんでくれるかな」と顔のみえる「誰かのために」をすこしずつ増やしていけたらいいな。

まずは自分が楽しまないといい仕事にもめぐまれないと思うので、なにごともめいっぱい楽しんで、島の方となかよくなって、おもしろいことを一緒に企んでいけたらと思う。

業務として任せてもらったのは、長島町の魅力を発信するSNS広報。

かなりざっくりしているアンド島内での前例がないゆえに考えしろがめちゃくちゃあって、これからどうしていこうかなあ、とあれこれ前向きに悩んでます。(SNSにおつよい方、いろいろ相談のってほしいです…!)

入社初日の今日は、役場であいさつまわりをして、空き家の視察に行ったり、今後の動きについて相談したり、カメラの練習したり、この記事を書いたりしてたよ。

任期は最大3年なんだけど、まずは1年を目標にして、マイペースにがんばってみようと思います。

今後、定期的に活動報告していこうと思ってるから、よかったらたまに聞いてほしいよ〜。

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(入社初日。地方創生課にてゆるりと仕事中のはるなさん)

移住は縁とタイミングがすべて

数ある地方の中で「なんで長島にしたの?」という疑問を抱いている人もいるかと思うんだけど、これはもう、縁とタイミングに尽きる。

長島町の元地域おこし協力隊カイユーヤくんがきっかけで長島の存在を知り、今年の2月に短期移住させてもらって「いいところだなあ」って心惹かれていたところに、地方創生課の方から「移住して協力隊やってみない?」と誘いをもらってやってみることにしたの。

不安がないかと聞かれたら、それは、ある。まったくはじめての場所で、友達もぜんぜんいないし。九州弁もわからないし。スタバまで2時間もかかるし(笑)

でも、土地の持つ強いエネルギーとか、ハッとするような美しい景観、やさしくしてくれる島の人。長島で出会うあらゆるものに、「ここに住んでみたい」と思うだけの魅力を感じた。

だから、いろんな気持ちを抱えた上で、えいやっと新しい環境に飛び込んでみました。

まさか九州地方に住む日がくるとは想像したことなかったけど、ラブストーリーは突然に、ならぬ、長島移住は突然に…!(両親に報告したら「思い切ったやん」と笑ってた)

もしかしたら、長島以外の地方でも同じような感情になったかもしれないし、同じような誘いがあったかもしれない。だから、ここじゃなきゃダメって気持ちではないけど、それでも、縁とタイミングが重なったことがすべて。

この偶然を大事にしたいし、暮らしていく中で愛情を育てていきたい。

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(島のこどもたち。初対面でもノリノリで撮影OK。肩組もーぜとか言い出す。無邪気!かわいい!)

うれしくて泣けちゃうような日々をもっと

「環境を変えれば、人生が変わる」とは月並みな言葉だけど、ほんとうにそうなればいいなあ。

東京に長年住んで、出会う人も、受け取る情報も、移り変わる感情も、膨大な数だったけど、そのひとつひとつにきちんと向き合えていたのか。大切にできていたのか。そう考えたときに、なにもかもないがしろにして生きていた自分に気づいて、そんなのもったいなさすぎるって思った。

「出会うすべてのものごとにまっすぐ真剣に向き合って、うれしくって泣いちゃうような感動の多い日々を過ごしたい」

その想いにたどり着いたとき、いちど環境をガラッと変えてみる選択もありなんじゃないかと思って移住を決めた。

頭で情報を追いかけるんじゃなく、体ぜんぶをつかって経験を得る。そういう時間を積み重ねて、ぎゅっと中身のつまった人間になりたい。

たぶん、しんどいこともいっぱいあるだろうけど、きっと、たのしいことだっていっぱいある。だから、仕事にも、土地にも、人にも、ありのままでぶつかっていこう。偽らずまっすぐに、じぶんらしく毎日を送ろう。その日常からうまれた気持ちを形して届けよう。

そのために選んだ土地、長島町。

どこまでやれるか不安はつきまとうけど、わたし、がんばるね。

みんな、応援しててね。

なんだかごちゃっとした文章を読んでくれてありがとう。

今日のところはこれで。また更新します!

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【追伸】
7月から取材で東京を離れたっきりそのまま長島生活がはじまったので、じつはまだ引っ越し作業ができてない…!服3着のローテーションはさすがに飽きたよ!機をみて東京に戻るので、そのとき友達に会えたらいいな〜と思ってます。友達各位、あそびましょう!!



さいごまで読んでくれてありがとう!うれしいです!🌷