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キーボードはなぜ順番に並んでいない?



キーボードというと、パソコンやスマホで文字を入力するときに使うものですね。キーボードには、アルファベットや数字、記号などが書かれたボタンがたくさんあります。でも、よく見ると、アルファベットのボタンは、AからZまで順番に並んでいません。なぜなんでしょうか?

キーボードの歴史

キーボードの歴史をたどると、その答えがわかります。キーボードの先祖は、タイプライターという機械です。タイプライターは、ハンコのような文字盤を紙に押すことで、文字を印刷するものでした。最初のタイプライターは、1868年にアメリカで発明されました。

最初のタイプライターでは、文字盤はABC順に並んでいました。しかし、この配列では問題がありました。よく使われる文字が近くにあると、打ちすぎて文字盤が絡まってしまうことがあったのです。

そこで、文字盤が絡まりにくいように、よく使われる文字を離して配置することにしました。その結果、QWERTY配列と呼ばれる現在のキーボードの基本形ができあがりました。

キーボードの種類

QWERTY配列は、英語圏で主流になりましたが、他の言語では違う配列も使われています。たとえば、ドイツ語やチェコ語ではQWERTZ配列、フランス語ではAZERTY配列が使われています。これらの配列では、英語と違ってアクセント記号つきの文字が必要なため、キーの位置や数が変わっています。

日本語でも独自の配列があります。日本語では漢字やひらがな・カタカナを入力する必要があるため、変換や無変換などの特別なキーが追加されています。これをJIS配列⁶と呼びます。JIS配列では、Enterキーが大きくて2行分にまたがっていたり、バックスペースキーが小さかったりします。

キーボードの選び方

キーボードは自分の使いやすさや好みに合わせて選ぶことができます。キーボードには以下のような種類があります。

メンブレンキーボード

キーを押すとゴム製のシートが押されて電気的な接触を作るものです。安価で静かですが、打鍵感が弱いです。

パンタグラフキーボード

キーを押すとX字型の金属片が動いて電気的な接触を作るものです。薄型で軽量ですが、耐久性が低いです。

メカニカルキーボード

キーを押すとスプリングや金属片などの機械的なスイッチが動いて電気的な接触を作るものです。高価で重量がありますが、打鍵感が強くて快適です。

静電容量無接点キーボード

キーを押すと電気的な接触ではなく、静電容量の変化を検知するものです。高価で重量がありますが、打鍵感が良くて耐久性が高いです。

レーザー投影キーボード

キーを押すと光学的なセンサーで検知するものです。コンパクトで持ち運びやすいですが、打鍵感がなくて誤入力しやすいです。

エルゴノミクスキーボード
キーを人間工学に基づいて配置したものです。手首や肩の負担を軽減できますが、慣れるまで時間がかかるかもしれません。

まとめ

以上が、キーボードの配列についてのブログ記事でした。キーボードは、自分の使い方や目的に合わせて選ぶと良いでしょう。キーボードの歴史や種類を知ることで、より快適な入力環境を作ることができます。

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