心の病とマインドフルネス瞑想
はじめに
うつ病の手引きとしてアマゾンのKindleで本も出してます
こちらでも書いた、マインドフルネス瞑想と、精神的な負担の軽減の効果について書いておこうと思います。
どうしんどいの?
うつ病などでしんどい状態は、そもそも「心を休める」ことが難しいです。というのも、つい、あの時はこうしておけば、自分はなんてダメなんだとか、ネガティブなことをずっと考えてしまうので、休むに休めません。
できることと言えば、寝続けるくらいでしょうか、でも、寝ていてもよくなるわけでもなく、本当は散歩や森林浴、軽い運動や入浴ができればいいのですがそうした気力もなく、気分転換がとことん難かしい場合があります。
趣味なら楽しめる場合でも、それは心を休めているわけではなく、趣味に没頭して、なんとか考えないようにしているだけで、心のエネルギーが回復しているかというと難しいところです。
こうした、悪い考えの連鎖におちいってしまうことを「ぐるぐる思考」や「反すう思考」と言ったりします。休もうと思って休めないのだから苦しいんです。
マインドフルネス瞑想はどう効果的か?
マインドフルネス瞑想は、そうしたネガティブにおちいる思考に効果があります。ざっくりいうと「今をそのまま受け入れられるようになる技術」だからです。
この瞑想は技術ですから誰でも体得できますし、体得方法はシンプルです。楽器の演奏を覚えたり、英会話を覚えるような複雑さはなく、ただひたすら、同じことを決まった時間、定期的にくりかえします。
それは、呼吸瞑想やボディスキャン瞑想、ヨガの瞑想や、歩行瞑想などがありますが、いずれも、1つで十分です。
今を受け入れられるようになると、ネガティブな思考をそっとてばなせるようになります。そうすると、やっと心を休めることができるようになります。
もちろん、トラウマや何かトリガーがあるものは、認知行動療法などで、根っこをとってもらうのも一つの手段です。
ですが、ありのままの今を受け入れられるようになると、休みやすく、とても生きやすくもなります。
瞑想ってスピリチュアルなものではないの?
瞑想は、祈祷や心を修練するものなど、宗教などによってさまざまな場面で使われてきました。
そのうちの1つ、禅や仏教の瞑想が、精神ケアに有効であるとされ、『マインドフルネスストレス低減法』が考案され、実施されます。
そうした形で、実際に統計的にも、実験でも有効であると、科学的に分析されてきたのが、マインドフルネス瞑想やヴィパッサナー瞑想、サマタ瞑想などがあります。
つまり、各宗教で心を鍛えるものとしてあったものを科学的に分析、実証されてきたのがマインドフルネス瞑想です。
さいごに
メンタル面ではなく、集中力が高まる・生産性という面でマインドフルネス瞑想は着目されてもいます。
うつ病の場合、再発リスクを下げる効果もあるため、私の本や、マインドフルネス瞑想の本を手に取ってみてもいいかと思います。
私は、もともとゴキブリが大の苦手でオロオロしていましたが、今では平然とスルーもできれば対処もできるなど、いろいろな場面でその効果を実感しています。
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