マガジンのカバー画像

競馬

314
運営しているクリエイター

2022年8月の記事一覧

【競馬】 8月27-28日のPOG関連振り返り

コンエネルジアやる気なさすぎ問題。 課題のスタートこそ五分に出たものの、全く追走する気がなく早々に鞍上がムチを入れる始末。直線に向いてからも手応えが悪く、大敗も覚悟したところでようやく目を覚ましたかのように末脚を伸ばしてきたが、先に抜け出していた勝ち馬を追い詰めるには及ばず完敗の2着に終わった。うーむ、気性に課題を抱える馬が多いFrankel産駒だが、「こっち側」に触れるとは。それにしても土曜の朝イチから追いっぱなしの池添謙一は災難。数々の問題児を抱えてきた彼にとっても、い

【競馬コラム】生き残りをかけて..レッドベルオーブと幸英明さんの逃走劇

正直、何をみっともないレースをしてるのかと呆れながら見ていた。 日曜小倉メイン・小倉日経オープン。単勝2番人気のレッドベルオーブに初めて騎乗した幸さんだったが、スタート直後から引っ掛かり気味にハナを奪うと、そのままペースを緩めることなく後続をグングン引き離す大逃げに出た。 そう、確かにこの馬は気性が難しい。2歳時にデイリー杯2歳Sを制し、朝日杯FSでも3着に入った実力馬。しかしその後の大成を阻むのが、脚元の弱さと前向きすぎるメンタルだ。昨年の皐月賞で敗れた後に骨折が判明し

【競馬】 8月20-21日のPOG関連振り返り

この週末はちょいと北海道まで行ってきました。ビッグレッドファームで暮らすゴールドシップに会いつつ、あわよくば札幌記念観戦もセットでワンチャンないかと考えていたのですが、残念ながら指定席争奪戦は完敗。競馬場は土曜に、そして日曜に日高地方へ足を伸ばすという行程となりました。 旅は色々と反省の連続で。そもそも競馬場で一日どっぷり過ごすなら他にどこか行った方がよかったんじゃないのとか、日高でも工夫次第でもっと楽しめたんじゃないのとか、己の「旅センス」のなさを改めて痛感した次第。普段

【競馬】8月13-14日のPOG関連振り返り

あまり気分がノラないのでサクサクいくぞ。 先週はまずダノンザタイガー。6月の東京を取りこぼしての2戦目だったが、さすがにここは必然の勝利。初戦に比べたら前進気勢も出てきていたのは好材料だろう。国枝栄調教師も振り返っていた通り、川田将雅に強く促されながらのスパートだったのが気がかり。もうちょいスッと反応できるようになればもっとパフォーマンスは上がるだろう。 数多の栄光を勝ち得てきた名伯楽にとって残すは日本ダービーくらい。ダノックス×川田将雅のタッグとしても取りたいタイトルであ

【競馬】8月6-7日のPOG関連振り返り

ビジネスで大成功を収め、この世にある欲しいものは殆ど手に入れたんじゃないかと思う大富豪ですら夢中になって愛馬の勝利を喜ぶ..藤田晋オーナーの姿が競馬の魅力を改めて示してくれているように思う。 フェイト圧勝。 「第二世代」の勝ち上がりがまだない中で迎えた「真打ち」のデビュー戦。調教の動きは水準級ながらも陣営は自信をのぞかせ、相手もやや手薄な顔合わせということもあって単勝は1.5倍の圧倒的支持を集めた。それでも走ってみないとどうなるかわからないのが競馬界の常。いきなりズッコケ

【競馬コラム】丹内祐次を侮るな

エルムSはブラッティーキッドと水口優也に注目していた。中央再転入後、負け無しの3連勝で1勝クラスからOP入りを果たした「雑草育ちの新星」。なかなか日の目を見ることのないジョッキーとのコンビで重賞まで手が届けばすばらしいストーリーが完結するところだったのだが、惜しくも4着まで。3角過ぎから手応えが怪しくなり脱落したかと思いきや、ゴール前ではまた盛り返してきたあたりまだまだ気性面で「悪ガキ」の顔が残っているのかも。それはすなわち伸びしろを残しているということでもあり、近いうちに雪

【競馬】7月30-31日のPOG関連振り返り

新潟開催が始まり、「待ってました!」とばかりに東西の期待馬が続々デビュー。長い直線でめいっぱい末脚を伸ばすスタイルを確立させることが、来季のクラシックにもつながってくる。 のちの三冠馬オルフェーヴルやアーモンドアイもこの新潟でうんぬん..という記事はよそに任せておくとして、派手な勝ち方をしながらその後が期待ハズレに終わってしまうケースもあることは忘れてはならない。昨年もこの地でソネットフレーズやフォラブリューテ、ステルナティーアあたりが抜群のパフォーマンスを発揮しながらも、ク