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【27】9/12~9/16 戦いの日々~スズメバチ対策~

※スズメバチの画像多めなので、苦手な方は、ササっとスクロールするか、薄目で見ないふりをするかしてください

9/12(183日目)1年目の分蜂結果

元々2群からスタートした後、さらに5群お迎えして7群で春の採蜜。
この7群を2つずつに分けて分蜂を試みた。
旧女王がいなくなってしまった結果、新女王になったり、元気がよかったので3つに分けたりしながら、群を増やしていった。

〈女王について〉
古女王は、卵の産みが悪くなったり、春に増群したい時に死んでしまったりする可能性が高くなることもあって、毎年新しい女王に更新(古い女王は殺す)している養蜂家さんも多いけど、まだまだ始めたばかりでまずは基本を覚えたいということもあるので、私は2年目以降の女王も殺さずに残す方針を取った。

現状の成果を見つつ、今後新しい名前を付けていく予定。


<1年目の結果 7群→14群>
●第一養蜂場(学校)8群(5群旧女王、3群新女王)
 T群(新女王)→いつの間にか旧女王が亡くなり新女王が誕生していた。  
 K群(旧女王)→野沢から移動した旧女王。 
 N5-2群(新女王)→N5の旧女王が亡くなり、N2群の卵から誕生。  
 N1群~4群(旧女王)→それぞれ性格が違う。N1は超気性が荒い。  
 N5-1(新女王)→N5の卵より誕生。
●第二養蜂場(野沢)6群(全て新女王)
 N1-1群~N5-1群→全て新女王ができた。第一に旧女王を残して、産卵している巣枠と半分の働きバチを移動した。  
 T-1群→女王誕生しても交尾飛行から帰って来ず、N2群より卵移動。結果女王誕生し、産卵開始。  
 K-1群→女王誕生2回するも、交尾飛行から戻って来られず、無王群に。

  〈T-1とK-1を合体〉 
K-1群が女王不在となり、かなり弱体化しまったので、この後新しく女王を作るよりも他の群の合わせてしまった方がいいだろうと思い、T-1群と合体することにした。 この季節にいきなり二つの群を合わせてしまうと、喧嘩になってしまうので、巣箱の間に新聞紙を引き、少し切れ目を入れておくとお互いに新聞を食い破りながら仲良くなっていくとのことで、この方法を試してみることに。

新聞紙に切れ目を入れて

9/13(184日目)冬仕事とダリアブロック

秋を越えて冬になると、養蜂はオフシーズンとなる。
その間、来年に向けて巣箱を作ったり修理したり、養蜂場の整備をしたりしながら春に向けての準備を進めていく。
ダリアブロック作りもその一つ。
小鹿野町の特産品として、ダリアブロックを制作しているんだけど、そのお手伝いをすることになった。
糸鋸は、中学生以来。まだまだ練習中なので、先輩にお任せして、私は仕上げの作業をお手伝いする。
今のうちに教わっておいて、冬仕事として続けていけたらいいな。

せっせせっせ
素敵やん

9/14(185日目)オオスズメバチの襲来

第一よりも第二の方が圧倒的にスズメバチが多かったので、油断していた。
新女王が産まれていた群、交尾飛行から帰って来てたらいいな~とワクワクしながら、巣箱に近づく。

ざわ…ざわ…
明らかにおかしい。
N5-2の巣門からミツバチが一匹も出てきていない。
女王が交尾飛行に出るからとトラップも仕掛けていなかった。
近寄ってみると、巣箱の前にミツバチ達の死骸が散乱していた。

これ全部…
🐝死骸泣

な、なんということ…
言葉を無くす。
オオスズメバチに狙われて、戦ってしまったのである。

オオスズメバチの残骸

こんなにも大量に虐殺されてしまうなんて。
ミツバチの死骸の前で、心臓がバクバクしていた。
巣箱を開けてみると、女王は無事に交尾を終えて産卵を開始していた。
それは一筋の光にも思えたけど、外勤バチがほぼヤラれてしまったようで、ミツバチの数がかなり減ってしまっているのが心配。
第一は、トラップにほとんど引っかかっていなかったこともあって、ネットも張っていなかったのだから、明らかに私の油断が招いた結果である。
流石にこの日は、夜の寝つきが悪かった。

9/15(186日目)オオスズメバチへの対策

昨日のショックで朝日が昇る前から目が覚める。
とにかくできることをやるしかない。
まずは全体を覆うようにネットを張る。
ミツバチ達、元々この季節は気性が荒くなるらしいけど、スズメバチに襲われたせいもあってか、非常に気が荒い。
目の前で作業をするため、完全防備。
ネットを張ると、ミツバチ達も慣れるのに少し時間がかかるようで、なかなかネットの中に入っていくことができない。
ごめんよ。君たちを守るためなんだ。慣れておくれよ。

なんだか気分も晴れないので、ヨモギ集めに向かう。
今まで通ったことがなくて、あまり車が通ってなさそうな道を、グーグルマップの航空写真で探して向かう。
山道を走りながら、道端に生えているヨモギを見つけては刈り取る。
刈り取ったヨモギを作業場の入口で干していたら、観光で来たという方々に声をかけていただき、はちみつを購入してくださった。
たまらなく嬉しい。来年はこの店で、はちみつを販売できるといいな。

ヨモギ干し
ヨモギ植え

9/16(187日目)オオスズメバチとネズミ捕り

第二に仕掛けておいたネズミ捕り。
オオスズメバチは、1匹で偵察に来てその場所を仲間が察知して襲来するという習性がある。
その習性を利用したのがネズミ捕り用の粘着シート。
一匹捕まえたオオスズメバチを粘着シートに付けると、逃げようとしてもがく。そこに、他のオオスズメバチが近寄ってきて、くっつくという原始的な仕組み。

端っこだと、暴れて逃げられる

粘着シートを手に持って、オオスズメバチの下方から振り上げると、ペタッとくっつく。網で捕まえてピンセットで挟んでという面倒なことをしなくてもいいけど、うまく真ん中につかないと暴れて逃げてしまうのが難点。
とにかく一匹くっつけて、ネットの周りに置いておいた粘着シート、あっという間に人だかりならぬ、蜂だかり。

閲覧注意だわ

そしてさらに、必殺電撃ラケット。

バチッとなる

オオスズメバチは動きが遅いから、虫取り網降り回せば、鈍い私でも簡単に捕まえることができるんだけど、問題はそのあと。
捕まえたオオスズメバチを、網から取り出す時、失敗して逃げられて攻撃されたら怖い。
網の上から踏んずけるけど、正直あまり気分のいいものではない。
電撃ラケットで叩き落とした後に、ネズミ捕りシートにくっつけるのが一番気がラク…なような。
ラクの基準がよくわからないけども。

それにしても、毎日毎日飽きない。
やりたいことだらけ。
今週は、オオスズメバチ三昧。
来週は台風が来るってから、どうなる事やら。

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