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ロック
2020年2月19日 09:55
着信音がなった。LINEを開くと、ジワジワと瞳が溺れる。哀しみの象徴が頬を濡らす。次々と流れて出てくる。潤んだ視界を、手で拭って、顔を枕に押し付ける。思いっきり押しつけてやる。だんだんと目が赤くなってきて、また溢れ出てしまう、ずっとずっとみっともなく溢れるばかり。涙が枯れた時、感傷も遠のいてしまった。これからを、受け入れないといけなくなった。涙が乾いてしまった。鏡の前に立つと、目