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現代涙

着信音がなった。
LINEを開くと、
ジワジワと瞳が溺れる。
哀しみの象徴が頬を濡らす。
次々と流れて出てくる。
潤んだ視界を、手で拭って、顔を枕に押し付ける。思いっきり押しつけてやる。
だんだんと目が赤くなってきて、また溢れ出てしまう、ずっとずっとみっともなく溢れるばかり。
涙が枯れた時、感傷も遠のいてしまった。これからを、受け入れないといけなくなった。
涙が乾いてしまった。
鏡の前に立つと、目の少しだけ腫れたいつもの自分がいた。
そういえば、明日には××がある。明日に備えて早く寝なければいけない。とにかく早く寝ないと。早く寝ないと。

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