アイスクリームはプールで。
アイスクリームを頬張る君はプールから見えるひまわりの群れよりも誇らしげで輝いていた。
燦々と太陽が照りつける中、君とプールに行ったあの日。何かはわからないけれど私たちの中で確実に変わってしまっていた。
私の頼んだストロベリー味のアイスクリームはいつのまにか甘ったるいシロップに変わっていて、君の口にはチョコミントのアイスクリームが付いていて愛おしかったのを覚えていて、今でも目を閉じると目に浮かぶ。
その夏の最高気温を記録していたあの日。
こんなに暑かったらプールも干上がっちゃう