シワ・たるみ・薄毛が加速?! 若さと健康を奪う老化物質『AGEs』対策②
こんにちは!動ける&健康なカラダをつくるトレーナー、坂下です。
前回に引きつづき、『AGEs(最終糖化産物)』について解説します。
AGEsが引きおこす害
1、老ける
AGEsの害といえば老化(老けること)です。
老化の三大原因は、
●酸化(カラダの錆び)
●炎症(カラダの火事)
●糖化(カラダの焦げ)
若さを保つには、外からの対策だけでなく、
『体内の糖化をおさえること』が重要です。
2、動脈硬化
カラダの中でも、血管壁にはAGEsがおおく蓄積されます。
これは動脈硬化の原因となり、さまざまな病気を引きおこします。
日本人の死因1位は『がん』ですが、
動脈硬化が原因の『心疾患』『脳血管疾患』合わせると、がんと同じくらい人間の命を奪っていることになり、
日本人の3〜4人に1人は動脈硬化による血管の病気で亡くなっていることになります。
3、アルツハイマー・パーキンソン
脳を構成する神経細胞の急激な減少により、正常な働きを失っていくと、アルツハイマーなどを引きおこします。
これもAGEsによる脳のたんぱく質の変性が大きな原因です。
4、目の病気
AGEsによる水晶体のたんぱく質変性や、ヘモグロビンの変性による酸素運搬能力の低下により、網膜症や白内障になります。
最悪の場合、失明することもあります。
5、肌の弾力低下
気になるお肌のシワ、たるみ、くすみ。
肌を作っているのはたんぱく質、そのたんぱく質をつくるコラーゲンを変性させるのがAGEsです。
肌の真皮の部分に多くのコラーゲンがあり、コラーゲンの変性は肌のハリの低下に大きく関係します。
6、髪のコシをうばう
髪の毛根にある『毛乳頭』は、コラーゲンの多い真皮をとおる血管により栄養を運んでもらっています。
コラーゲンが変性すると栄養を運んでもらいにくくなり、結果的に髪が育たなくなると考えられています。
7、骨が弱くなる
骨の成分約70%はカルシウム、リン、マグネシウムなどのミネラルですが、20%程度はコラーゲンでつくられています。
骨が、鉄筋コンクリートの建物だとしたら、
カルシウムなどのミネラルがコンクリート、
コラーゲンが鉄筋です。
AGEsによるコラーゲンの変性は、鉄筋をダメにするということなので、骨の強度もよわくなるということです。
次回は『糖化(AGEs)対策』についてです。
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