バカ舌故の回避

最近、コンビニコーヒーが進化。すごぶる美味になっているらしい。
老若男女、意外と問わず(?)。道を歩けば、お決まりスタイル。お洒落なカップを片手に歩く人の姿を見る。

セブンイレブンがウチから一番近いんだけど、「えっ?」驚いた。
聞いた所によると、コレのみ。即ち、コーヒーだけを目的に来る客も多い。
(へぇ~っ)
数年に1回が、利用頻度。入店すら滅多にしないわたしは、現状と言うか進化の過程(?)を、知らないのである。「人に歴史あり」ならば、各店にとて「歴史」があろう。
「当店では、何年何月何日に、コーヒーマシンを導入しまして」
常連ならば何となくでも記憶していそうだが、数年に1回程度の利用客には、根本からして欠けている。
加え「値段か高い。高過ぎる」
コンビニに対し、アタマがあるので「美味しくなって、新登場!」。
幾らバンバン押されても「さよか」。とてもじゃないが買う気になれない。
「セルフが面倒」「お代わり、ないじゃん!」
心に寄り添うだけなのだ。

自宅で飲むコーヒーとて、粉オンリー。
大体、100%インスタントの粉コーヒーを愛飲するバカ舌に、「豆に拘った本格派」の味など、分かるであろうか?
(ファミレスの方がずっと安いじゃん、経済的)
ガチンガチンに凝り固まったコンビニへのアタマが、瞬時に鉄化させて来る。

いや、実は。
数年前に数回、飲んだのだけど、口に合わなかった。いや、バカ舌。レギュラーより粉。インスタントを重んじる、わたしのバカ舌故なのだ。
                             <了>



#創作大賞2023

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