子供時代の、ドッキドキ

5歳半ぐらいの時。亡父の転勤で、群馬から千葉に引っ越した。
社宅である、団地。後で知ったが、かなり昔に建てられたそうだ。
4階建ての3階が新・我が家。

郡馬時代も社宅だったが一応、庭付き一戸建て(?)。
2階建て。2階に居間があるような造りで、子供の目にはかなり、拡かった。にも拘らず、今度は団地。平面ガエル、もとい。平面だけの空間は、かなり狭かった。

(ウチ、急にお金がなくなっちゃたのかな?お金がなくなっちゃったから、団地に住まなくちゃいけなくなったのかな?)
明日のおやつは、どうなるのだろう?ご飯のおかずは、どうかしら?
学校にはちゃんと、あがれるのだろうか?
ひょっとしたら、幼稚園も止めなきゃいけなくなるのでは?

なぁ~んて、思うだけでもドッキドキ。
ドッキドキの日々を過ごしていた。我ながら、可愛い悩みだ。
バビンチョ!


#創作大賞2023

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