新生児への木工品プレゼント
2021年度から始まっている土に還る設計をしている新生児への木工品プレゼントについて、語っていなかったので語ろうと思います!
▶きっかけ
始まりは、下郷町の面積の内87%以上が森林であるのに、町民の誰も関心もなく時間が過ぎ去っているという印象を持ったことから。
こんなに素敵な森・山があるのになぜ無関心なんだろう。
そして、下郷町も近隣の市町村の例にもれず木地師がいたという歴史的土壌があり、そこを想いながら建てられた木地工房という場があったから。
こんな場所があるのになぜ活用しないのだろう。
そんな疑問を持ったことから町民にこの『場』を活用したり森林に『興味』を持つきっかけ作りとして始めました。
▶材について
日本各地で話題になっているように下郷町でも切り出した間伐材は、売る値段よりも輸送費の方が高くなってしまうため放置されていることが多いです。
いくら自然に還ると言っても木の丸太は土に還るのに数十年以上かかりますし、放置されたままになるとせっかく芽吹くであろう木に陽の光があたらず成長を阻害してしまいます。
そんな放置される予定であった間伐材(主に杉)を使用しています。
(本来、杉は材としては柔らかすぎて木地加工が難しいとされている材になります。)
▶作り手について
木地工房に通う方はほとんどが趣味で木工品を作っている人たちです。
ですが、その技術はみな高く、商品販売をしている人も少なくありません。
但し、販売しようにもなかなか売れないと言っている人がいるのも事実です。
そんな方々に木地工房に来るきっかけと技術向上のお手伝いができれとカップ作成にお仕事として協力いただいています。
因みに製作者の方々にはmade in KoKoの指針/想いを共有しています。
▶製作している場所
製作している場所は町内にある木地工房です。
▶籠について
籠についても材や作り手は同様に下郷町内のモノで作り手も循環バランスを考えて製作されている方で、素敵なモノを毎回作っていただいています。
▶将来への期待
子供たちにこの木工品を通して下郷の森林に小さいころから触れ、永く使用してもらえたらなと思っています。
親御さんについても同様の期待を持っています。
ただ、これは我々の想いなので、もらった方々がそれぞれに想いを抱いてもらえたらそれで充分です。
製作前の図案
⊿嬉しいことがありました
上記のような想いを持って活動していたら昨年早速嬉しいことがありました!
今年度出産を控えているご夫婦がこの活動から木工品に興味を持ち木地工房に体験にいらっしゃったそうです!!
あいにく立ち会えなかったのですが、嬉しい知らせでした。
他にも木地工房に御礼の言葉を述べる方が増えたそうです。
本当に嬉しいです。
もう少し精度を上げて提供していきたいと思っていますので、今後とも応援の程よろしくお願いします!!!
いただいたサポートは下郷町の発展ために使用させていただきます。