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【産業保健】鳩ぽっぽが産業保健師を目指した理由

男性産業保健師の鳩ぽっぽです。
今回は自分が産業保健師を目指した理由について書いていこうと思います。
本音をぶっちゃけていますので、気分を害してしまうかもしれません、悪しからず。

産業保健師を目指した理由

産業保健師を目指した理由は以下の5点です。

1.看護師より体力的に疲れなさそう
2.タイムプレッシャーが少なそう
3.自由にトイレやお茶を飲めそう
4.「死にたい」と思うほど追い込まれなさそう
5.看護とは違う業界の世界を知りたい

1.看護師より体力的に疲れなさそう

早速消極的な理由ですが、体力的疲労が少なそうという理由です。
看護師は頭を動かしながらケア、搬送、医療処置、介助など様々な身体的負荷を抱えています。
実際、病院では特定業務として重量物に該当し、半年ごとに健診を受ける必要があります。
それがなくても患者に呼ばれ、常にジョギングをしている状態であり、座れません。
記録中も座って記録している人より立ったまま記録している看護師の方がよく見ます。
実習でその経験をした私は「これを5年、10年続けられるだろうか…」と考えた時、無理との判断に至りました。
身体的負荷の少ない看護職と考えた時、安直にも保健師という職を見つけたのです。

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2.タイムプレッシャーが少なそう

看護師はタイムプレッシャーを常に感じながら業務をこなしています。
ラウンド、オペ出し、処置、配薬、そして突発でくるコール対応や緊急入院、検査出し…常に時間に追われています。
私はプレッシャーに弱く、かつその状態で仕事をすると必ずミスをします。
実際、看護バイトや実習でもよくミスをしました。
今はまだ人の命を奪うほどのリスクを担っていないが、看護師になった時、本当に患者を殺してしまう…
では、時間的余裕のある看護の職場はないのか探したところ産業保健師が自分の中でヒットしたということです。

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3.自由にトイレやお茶を飲めそう

自分はよく腹を下します。また、それに伴い水分も多く必要とします。
学生時代はいつでも飲めたしトイレも行けた。では看護師は?
実習で見ていた限りでは、自由にそんなことができる余裕はないです。
先輩の看護師たちも水分補給などはわずかな休憩時間にしていました。
細かいこだわりですが、快適な働き方を求めた時、保健師ならその辺りは自由なのでは?と思いました。

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4.「死にたい」と思うほど追い込まれなさそう

正直これが一番だったと思います。
お局からの叱責、患者からの罵声、命のプレッシャー、終わらない残業、リフレッシュ期間の少なさ、など上記に挙げたもの以外でも臨床の看護現場にはストレッサーが多く存在します。
よく看護の同期やTwitterで「辞めたい」「死にたい」などの発言が聞かれます。自分がそんな場に行ったらどうなるか、容易な想像がつきました。
私は自分のストレス耐性が低いことをよく知っていましたし、それによって毎年嘔吐や頭痛や下痢など様々な身体症状が出現します。
まず、間違いなく精神的に追い込まれる…。
まさしく逃げるように産業保健師の道を模索していました。

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5.看護とは違う業界の世界を知りたい

先ほどから看護から逃げるような話ばかりで気が滅入ってきましたね。
そろそろプラスのことを言いましょう。
産業保健師になりたいと思えた理由のひとつに"看護とは異なる世界を知りたいと思った"があります。
今まで看護学校で医療や看護のことだけをひたすら勉強していましたが、ふと、自分はもともと医療を目指しておらず、生物関係の仕事や業界にいきたかったことを思い出しました。そこではそこの専門性があり、その世界の常識や面白さがあります。
看護以外にも色々なことを知りたい、関わりたい、産業保健師ならそれが実現できるのでは?と思いました。

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実際はどうだったか

では、実際のところどうだったのか。
結論から言うと、大まかその通りだったです。
身体的疲労感はそこまでありませんし、時間に追われることもそんなにありません。好きなタイミングで飲水もトイレもできます。「死にたい」「やめたい」と思ったことも勿論ありません。
ただ、違うところもありました。
身体的疲労感はないが、頭を使うので精神的に疲れた感じがしますし、PC画面を見続けているせいだとは思いますが頭痛はよくでます。
また、違う業種を知る機会はありますが、逆にその風土や雰囲気が看護とは異なるため、不慣れな感覚があります。
自分の当たり前が従業員には全く通用しないのです。その会社ではマイノリティになるので当然ですね。
それが合う人はいいですが、それでも適応までに時間はかかりますし、心的エネルギーを結構消耗します。
それでも、自分は産業保健師として就職して良かったと思えているので、問題ないです。

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まとめ

今回は自分の産業保健師を目指した理由について書いてきました。
看護師から逃げたいというのが大半を占めていましたね…
かなり本音が出ていたので気分を害された方もいるかもしれません。
しかし、自分はそれでそれなりに充実した社会人生活が送れています。
もし、看護師になりたくない、なったら不幸になると本気で思ったなら、そのレールから外れるよう努力するのもひとつの選択肢ではないでしょうか。

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