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【看護過程】進める順番は守らなくてはいけないのか

男子看護学生の鳩ぽっぽです。
今回は看護過程の進め方の順番について話していこうと思います。

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結論
順番は守る必要はない(ただし、対象把握のみに限る)
自分がやりやすいように進めるのが一番

基本的な看護過程の順番

看護過程の順番は、
①情報収集
②アセスメント
③関連図、全体像
④優先順位
⑤明確化
⑥看護計画
⑦評価

が基本です。
これは授業でも習いますし、実習でもこの順番に沿って行うよう指導されていると思います。
これは、この順番で進めることが最もわかりやすく、やりやすいとされているからです。
小さな情報が積み重なってアセスメントとなり、それがさらに集積して関連図、全体像となり…小さなものから大きなものへというイメージです。
しかし、看護過程が苦手だと思う人は、この順番でやっても「訳がわかない」となることがあります。
その原因は順番の守り過ぎにあるかもしれません。

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対象把握の範囲までは順番を守る必要はない

対象把握までの範囲というのは、情報収集から関連図、全体像までのことです。
ここまでは正直、順番を守る必要はないと思います。
看護過程の対象把握で何よりも大切だと考えていることは、"自分にとってのやりやすさ"だと思っています。
小さな情報から大きな全体像までの流れでやるのは確かにわかりやすいですが、そうじゃない人もいます。
例えば、アセスメントは苦手だが関連図は得意という人は、アセスメントから始めることが難しく感じます。それによって中途半端なアセスメントができ、関連図も中途半端になっていきます。
このような人は関連図から入った方がいいです。つまり、全体像を掴んでから、細かいアセスメントへ流れていく、というイメージです。
人によってどちらの視点からスタートするのがいいかは変わります。また、どちらも必ず進めていけば、後から気づかなかった所に気づき、前に戻るということはよくあります。
"どこから始めるか"よりも"自分が対象把握しやすい視点はどこからか"に注目した方がいいと思います。

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実習では?

しかし、実習では教えた通りの順番でやるように言われます。そして、それが評価につながります。
いかに、自分にやりやすいやり方があっても、それで評価を落とされるのは困りますよね。
そのため、実際ノートにはアセスメントから書いていくことになります。
関連図から始めたい人は、この時、ノートではなく、別紙に関連図を書き始めます。つまり、同時進行です。
関連図を書き進めていくことで、その領域のアセスメントが同時に進むため、これならアセスメントが苦手でも、関連図を生かすことができます。
ただ、その分アセスメント進みは遅くなるので、その辺りの先生のプレッシャーを上手いこと避けることができるかが問題です。
ちなみに、別紙に書き終わった関連図はノートに貼り付ければそれで終わりなので、関連図をわざわざノートに書き直す必要はありません。

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まとめ

今回は少しイレギュラーなことを書きました。
実は自分も関連図の方が得意で、良く関連図と同時進行でアセスメントを書いたりしていました。
その方が自分にとって効率がよくて、質も高まるのです。
その辺りを理解してくれる先生もいれば、そうじゃない先生もいました。
結局のところ、自分が上手いことやるしかないのですが、看護過程に関しては"自分なりのやりやすさ"を追求した方がいいです。
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看護過程の進め方についてはこちら→https://note.mu/810poppo/n/nfc3e3eaad51d

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