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クルド人に「送還のお知らせ」配布ー入管法施行で何が起きているか

仮放免者は1−2ヶ月に1回、入管に出頭しなければならず、帰国を促される。関係者によると、数ヶ月前からクルド人など外国人の仮放免者に、この入管法改正の予告が行われた。そして改正入管法が施行された6月10日以降に入管に出頭したクルド人に「送還に関するお知らせ」という案内が配布されているという。入管が「退去のための計画を策定」し、「送還予定時期の説明を行った上で強制的に送還する場合があります」といった文言がその案内に記載されているそうだ。また監理人を決めないと、送還されることが伝えられている。クルド人問題で動きが鈍いと批判されてきた入管がようやく動いた。

強制送還が決まった場合の文書も手渡されているという。これを持つ人に送ってもらった。(写真1)在日クルド人は何人いるか不明で日々変動するが、現時点では埼玉と関東全域で不法滞在を含めて最大で4000人程度と思われる。クルド人と称して同じ方法に居残り解体業をするトルコ人もいるようだが、ここにはそれも含める。こうした仮放免者がトルコ国籍者で埼玉県川口市に700人ほどいることは、出入国在留監理庁が同市に通達した。全員をすぐに強制送還できないだろうが、増え続けた数がようやく抑制できるようになった。(抜粋おわり)

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