小説を書きたい
皆さん、小説は好きですか?
私は、実を言うと読むのはあまり好きではありません。
こんなノートを書いておきながら言うのもアレなんですけど、文字の羅列を読むのがあまり得意ではなく、小説どころか漫画もあまり好んでは読みません。
大学生になって、本を読んでいる人はかっこいいとかいう理由でなんとなく小説を2冊くらい買ったのですが2年間1文字も読まずにずーーーっと机の上にインテリアとして飾ってあります。
でも………
小説、書いてみた〜〜〜い!!!!!
小説書いて周りに賞賛された〜〜〜い!!!!!
あわよくばなんかの賞とか取りた〜〜〜い!!!!!
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最初に小説を書いてみたいと思ったのは小学校中学年くらいの時でした。
青い鳥文庫の『若おかみは小学生』や『黒魔女さんが通る』を読んでいた時代。これが私が唯一小説にハマっていた時です。
おもしろい小説を読むと、自分も小説書きたいと思いますよね。
書きたすぎて自由帳に小説のような話を書いていたこともありましたが全然面白くないしマジで恥ずかしい内容(主人公が魔法使いになるとか、モデルになるとか)だったのでちょっと前に処分しました。
それはまあ小学生の文章ですし小説とも呼べないようなものでした。
それ以外にまともに文章を書いたのは、小学6年生〜中学生くらいまでめちゃくちゃハマっていた、『イナズマイレブン』に関するものです。
思い出すのもめちゃくちゃ恥ずかしいのですが、当時結構熱狂的な夢女子(好きなキャラに恋してる女)でした。
※イメージ図
そのため、自分と好きなキャラの恋愛を描いた小説(俗に言う夢小説)を書いたりしてました。マジでイタい。
これはおそらく中学生の頃に「占いツクール」というサイトで作成した超短編夢小説です。(あ というのはあなた という意味です)
なんかもう時間経ってるしいいかなと思ってここに載せてみたのですがマジでキモすぎて吐きそうです。照れてる表現が///というのがキモすぎる。完全に恋愛経験のない人が書いた小説だ。
『イナズマイレブン』のオタクだった時代は本当に黒歴史なのでもうこれ以上話しませんが、小説を書いた経験というのはそれくらいしかありません。
普通に売ってある小説のような長いものは技術や時間がなく書くのが難しそうなので、手始めに短い小説を書いてみようと思いました。
「短編小説を書く」で検索し、書き方を調べてみました。今思えば検索ワード絶対おかしい。「短編小説 書き方」とかで検索しろよ。
するとこんなサイトを見つけました。
このサイトによると、
「超ショートショート」とは、「ショートショート」よりさらに短い文字数の短編小説のこと。
・原稿用紙1〜3枚程度
・新鮮なアイデア、完全なすじがき、意外な結末の3つの条件を満たしている
だそうです。
原稿用紙1枚は400字なので3枚だとしても1,200字。大学の学期末レポートで4,000字書いたばかりの私にはかなり短く感じます。これなら簡単にかけるかも!(ただし、クオリティは考えないものとする。)
では、このサイトの書き方に沿って、「超ショートショート」を書いてみようと思います!
①なんでも思いつく名詞を20個書く
本当に思いついた単語とかテレビで流れてた単語とかをパッと書いたので共通点が全くないのですが、とりあえず書いてみました。
②名詞から思いつくことを書く
これは、事前準備1で 書いた名詞からひとつを選び、その言葉から思いつくことを書いていくことです。
では今回は、「バンドマン」から思いつくことを書いてみます。
いくつか主観が入ってしまいましたが、バンドマンに恨みとかはないのでご心配なく…バンドマンの方には非常に申し訳ないです…
③不思議な言葉をつくる
「不思議な言葉」とは、日常生活では決して耳にしないような言葉のことです。
「大学の船越英一郎サークル」の破壊力ハンパないな。「お金持ちのバンドマン」は決して不思議な言葉ではないようですが私の中では不思議なのです。
④不思議な言葉から想像を広げていく
「こうしたほうがいい」「これはしてはならない」という既存概念や制限を捨てて、自分の想像するまま自由に書いていくこと。
なんかマジで楽しくなってきました。「大学時代は船越英一郎サークルに所属していた」が一番のお気に入りです。
このあと「想像したことを短い物語にまとめる」というステップがあり、これが「超ショートショート」となるようです。
ということで、1,200時弱の私が書いた「超ショートショート」、こんな感じになりました。読んでください。
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俺は田中幸男。42歳。去年の夏、大学を卒業してから働き続けた保険会社をリストラされてしまった。結婚もしていないし、友達も少ない。唯一の友達は大学時代所属していた船越英一郎サークル(メンバーは5人)の1人だったが、海外でバリバリ働いているため、会うことも連絡を取ることもできない。
しばらく再就職しようと色々な企業の面接を受けてきたが、こんな年齢の男を受け入れてくれる所は全くなかった。
思考がおかしくなってしまった俺はユーチューバーになることを決意した。「ハッピーおじさんチャンネル」という名前でユーチューバーを始めた。動画では、大好きな船越英一郎の良さを語ったり、自分が好きなお酒の紹介をしたり、カラオケで得意な歌を歌っている様子を配信したりしたが、チャンネル登録者数は十数人だ。
このままでは収益にならず、今まで貯めてきた貯金も底を尽きてしまう…俺はもうこのまま死ぬしかないのか…
そう思っていた矢先、SNSに「SOUSHI」というアカウントからこんなメッセージが来た。
『俺とバンドを組んで歌ってくれ』
初めて話すのになんて礼儀がなってない文章なんだと思ったが、藁にもすがる思いでメッセージを返した。
『40過ぎのジジィだがいいのか?』
『俺はあんたの歌なら売れると思ったんだ、カラオケの動画が良かった。』
話を聞いていくうちにこの「SOUSHI」というのは25歳の斎藤奏士という男であることがわかった。自分がワガママであるせいで今まで組んでいたバンドが解散したがバンドは続けたいということだった。親がめちゃくちゃ金持ちで自分に甘いため、お金ならあるらしい。
俺は奏士に会うことにした。
『俺はギターを弾くから、おっさんは歌ってくれ』
そう言って一曲の楽譜をくれた。
その後、バンド名を決めることになり、俺は幸男の「幸」から「ハッピー」という単語を入れて欲しいと言ったがダサいから絶対に嫌だということだった。結局奏士に決めてもらうことにした。
俺は一生懸命その歌を練習した。
奏士の家にあるスタジオで何度も合わせ、奏士の容赦ないダメ出しを受けながら、数時間が経ち、やっと奏士のオーケーが出た。
奏士は、この曲を今日の夜19:00にユーチューブに投稿すると言っていた。
そして運命の19:00。
動画はなんと、SNSで良い曲だと拡散され、1時間で10万回も再生された。
この曲がかなり話題になり俺たちは有名なレコード会社からデビューすることが決まった。
奏士も前のバンドはあまり売れてなかったらしく、かなり喜んでいた。
『おっさん、ありがとな』
奏士が照れ臭そうに言った。
ちなみに最初に奏士が投稿した動画には奏士が考えたバンド名も書かれていた。
『So happy』
というものだ。
俺は本当に幸せだ。
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…どうですか???
自分的には上手くかけたのではないかと思います。
みなさんも「超ショートショート」、書いてみてください。書いたら読ませてくださいね。
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