軽井沢の旅。
2023.12
週間天気予報によると、軽井沢滞在中は一桁台の気温のはずだった。ところが実際来てみると太陽光が眩しく、気温も高いしむしろ暑かった。一泊二日の軽井沢旅行、持参した厚めのコートを着る機会がなく荷物にはなったが、道が凍ってて歩けないのは回避できてラッキーだった。
軽井沢駅近くのスキー場が遠目に見えるが雪は少ない様子。滑ってる人は見えたので営業はしているようだ。十数年前、格安バススキーでスノボに一度来たことがある。当時帰りに寄ったショッピングモールは買い物しやすく落ち着く印象だった。
この時以来の軽井沢。今年の慰労を兼ねたホテルお籠もりが目的だ。所有するカードの特典を利用したお得旅。(ホテルについては別記事で)
交通の変更でバタバタしたが、のんびりした良い旅だった。軽井沢の大らかで豊かな土地のおかげだと思う。次はお試し移住で訪れたいそんな街だった。
横浜駅早朝。
軽井沢行きの高速バスに乗った。
予定では3時間半の長旅。私は移動時間が長くても平気なタイプなのだけど、同行者は体力がないのでどうかな、と心配しつつ途中サービスエリアでの休憩が楽しみだな、何食べようかな、とワクワクしていた。
バスは首都高に乗り、ベイブリッジ、サザンでお馴染みの大黒埠頭、鶴見つばさ橋、昔工場バイトで通ってた東扇島、羽田空港を通り都内、埼玉を抜け軽井沢に向かう。
とても丁寧な運転手さんで道路状況をアナウンスしてくれる。渋滞で到着が30分位遅れるらしい。
私たちは時間が決まった予定は入れてないので問題なし。
休憩時間まだかな、お腹空いてきた。
そうこうしてるうちに上里パーキングエリアに到着!
みそポテトの看板が気になる。みそポテトとはなんぞや?
もちろん食べる。衣をつけて揚げた芋に甘辛いみそダレがかかっている。秩父のソウルフードらしい。私は宮崎出身で味噌だれに馴染みがない。群馬の焼きまんじゅうも味噌だれらしいし、味噌だれフード色々食べてみたい。
車窓から見える山々が険しくなってくる。冠雪はまだしていない。この辺りはスキー場が沢山ある。私も格安バススキーで何度か訪れた。懐かしい。
いよいよ高速を降りた。なんとも不思議な岩山が見えてきた。位置情報で調べると「高岩」というらしい。
Google先生によると登山できるらしいのだが、マジか。登山する人凄いなと改めて思った。
約4時間のバス旅を経てお昼前に到着。
駅前が広い。遠くに山やスキー場が見えて見晴らしが良く気持ちいい。観光地だから駅前にお店がひしめきあってるイメージだった。静かでとてもいい。(反対側のショッピングセンターは混雑している)
今回は同行者の体力温存のため、歩きで20分の旧軽井沢には行かなかった。その辺りだともっとお店がひしめきあってるのだろう。
軽井沢といえば、ソーセージ、パン、ピザ、パスタ、ワインのイメージで、着いたら真っ先にソーセージを食べると決めていた。地図は覚えている。近くにあるソーセージ屋さんを目指した。
5分程駅前の通りを歩くと見えてきた。
ナイフとフォークでいただきます。
オンシーズンだと混んでるんだろうな、この時は私たちと家族連れ一組のみ、ラッキー。
もうワンブロック行った先にローストチキンのお店がある。こちらは残念ながら16時からの営業だったので諦めた。ほんの少し歩いただけで、チーズ屋、ケーキ屋、蕎麦屋、美味しそうなお店が沢山。やはり軽井沢には長期滞在しに来なければならない。
ホテルのシャトルバスが反対側のショッピングセンターのバス停でピックアップしてくれる。予約制ではないが、時刻が決まっている。
ホテルに行く前にもう少し何か食べたいし、買い出ししたい。まずはビール飲みながら作戦会議。
ショッピングセンターで、まず驚いたのはインバウンドの多さ。中国、英語話してたからおそらく香港、台湾、タイの方々、いろんな言葉が聴こえてくるけど英語が多い。みなさん大きなスーツケースで沢山買い物している。日本人は僅か。円安だしショッピングセンターは広いし、買い物しがいがあるのは分かる、それにしても勢いがすごい。
思いのほか人が多くて混雑しているし、ホテルに向かうことにした。
そう思った時、シャトルバスの出発時間ギリギリだった。バス停までダッシュ。
残念ながらバスはいなかった。
しょうがないから、ショッピングセンター内で食事を済ませることにした。
とにかくお肉が食べたい。
ショッピングセンターが広過ぎて、かなり歩いた。
そして季節外れの暑さ。
ステーキ高いかな、とハンバーガーと迷い一瞬ひよったけど一番食べたいのはステーキ!という事でステーキをサーブしてくれるレストランに入った。
アウトドアがコンセプトのレストラン。
一番食べたいものを食べて元気もりもり。
ホテルで飲むワインを買いに行こうかなと散策。
バス停を通りかかると、あれ?シャトルバス来てる。
記載されてる時刻と違う気がしたけど、乗せてくれるならいいか、とバスに飛び乗った。
泊まるのは売店のないホテル。
軽くおつまみとお酒も買っておきたかった、2リットルサイズのお水も買いたいしどうしようかな。
(備え付けのお水だけじゃ足りないし、持ってきてもらうのもめんどうなので買っておくのだ)
地図によるとホテルの近く歩いて20分の所にスーパーがある。山道だったらどうしようと思ってたら、バスからスーパーが見えた。平坦な道!よし!歩ける。
まずはチェックイン。
カードの利用条件でお部屋グレードアップしてくれている、温泉付きの部屋だ!やった!
部屋に着いて早々に買い出しに出かけた。
もちろん同行者はお留守番。
夕方16時位、まだ明るい。
遠くに山々がみえる、少し夕焼け。
道が広くて歩きやすい。
日が落ち始めると、ようやく寒くなってきた。
スーパー到着!軽井沢に来たら皆さん買いに来る有名店らしい。
店内は広い。帰りはタクシーで帰ろうと決めてたので思いっきり買う。
お土産に喜ばれそうなりんごバタージャムと、人だかりができてたコーヒー売り場でコーヒーを買い、クラフトビールとワイン、朝ごはん用パン、おつまみ用お惣菜を爆買いした。余れば持って帰れば良い。
りんごジュースやワイン、ビールと重いものばかり買い過ぎて肩がもげそうになった。
温泉を堪能し、部屋でまったり。
天気予報を見ると次の日、長野は雨で荒れると言っている。
帰路は18時頃発の高速バス。軽井沢は平気っぽいけど天気荒れたら何しよう。一人なら美術館や雨の中歩いたり、なんなら草津まで足を伸ばしたり18時まで動けるけれど同行者のHPが持たなさそうだ。早く帰るか。
行きのバスでお尻が痛いと言っている。帰りのバスはルートが違うのか4時間かかる、うーん。
新幹線で帰ろ。
バスの予約をキャンセルし、新幹線のチケットを買う。軽井沢から東京は北陸新幹線、予約と決済はえきねっとから。案の定、ログインパスワードがわからない。いつものことだからお手のもの、パスワード再設定。
13時にチェックアウト予定、ホテル発シャトルバスは14時。駅までタクってもいいけど、ホテルのラウンジでのんびり過ごすのが得策だろう。
新幹線の予約をとった後はのんびりタイム。何度も温泉入ったり、TVをみたり(家にTVがないのでここぞとばかりにみる)各自好きなことをして過ごす。
寝る。
起きる。
私は旅先では日の出が見たくて早起きするのだが、残念ながら滞在してる部屋からは見えなかった。
まずは部屋の温泉で朝風呂。
朝食は買っておいたパン。
ホテルの朝食は好きなのだが、時間に縛られるのがイヤなのと朝早くから身支度を整えるのが面倒なので、のんびりしたい時は朝食を買っておく。
同行者とシェアしようとサンドイッチを買ったのに、食欲がないという。
前日、そんなに飲んだっけ?
はて?
同行者のことは気にもせず、
部屋の温泉と大浴場の泉質が違うらしいとの情報を得て、大浴場に行ってみた。
最高だった。
ロビーにあるフリーのコーヒーを同行者の分も持って部屋に戻った。
大好きなコーヒーも飲まず、大好きなサンドイッチも食べずに寝てる。
おかしい。
あれか、体調崩したか。
おでこを触ると熱い。
顔色も悪い。
昨日、新幹線のチケットとって正解だった。
帰るまで移動きついだろうけど頑張ってもらうしかない。
東京駅から横浜駅まで電車混むよな、グリーン車で帰ろうか。いや、新横浜まで新幹線で帰ろう。
それで新横浜からタクればよい。
交通費はかかるけど最善で帰ろう。
東京から新横浜の新幹線予約は東海道新幹線でスマートEXで予約。案の定、ログインパスワードは忘れている。またもやパスワード再設定。
ぜんぶ同じアプリで予約できるといいのに。
チェックアウト後、ホテルのラウンジを満喫し
(同行者はぐったり)
新幹線も楽しみ
(同行者はぐったり)
とっとと横浜に帰り
(この頃には同行者、回復)
帰り間際ダッシュで夕飯用に釜めしを買い、家で軽井沢の余韻に浸る。
(よく知らずに買って、重いなと思ってたらまさかの土鍋で驚いた)
体調崩した同行者は、一晩寝たら復活。
軽井沢バイブスで絶賛デトックスしたのでは?と私は思っている。
体調は崩してしまったけど、本人楽しかったらしい。
それは何より。
また思い出深い旅ができた。
軽井沢はビールの種類が沢山で制覇できなかった、蕎麦食べたかった、またスーパー行きたい、ぶどうジュースも飲みたい、旧軽井沢行きたい、とまだまだ思い残すこといっぱいw
軽井沢のお水美味しい、朝起きた時の鳥の音のに癒された、空気が美味しい、スペースが広い、ゆとりがある、バイブスが大らかで優しいなどなど、なんだかとっても満たされて豊かになった。
軽井沢の魅力を知ったことで、長野県って凄いんじゃないか!?と巡りたくなった。青春18切符のころ、計画を立ててじっくり巡ろう。
遠くて近い軽井沢。
今回は一泊二日の駆け足旅だったけど、長期滞在でじっくり過ごしたいと思う土地だった。
(軽井沢で管理人のいる別荘が欲しい、こっそり投げておきます)
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