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脱ペーパードライバーへの道

バイクだけでなく車も好きだと以前の記事で述べたにも関わらず、私はペーパードライバーなのです。

昨年の春に免許は取っていたのですが、自分の車を持っているわけでもなくて、そのまま乗らずに過ごしてしまった。さらに、恋人は車を貸してくれると言っていたのに、同時期に出会った原付を気に入りすぎて車の運転の事をすっかり失念してしまっていたのだ。原付の運転は多少の転倒はありながらも上達し、結構遠くまで行けるようになった。しかし、あの講習内容はどこへやら、1年ほど車をほとんど運転しなかったせいで運転に対する苦手意識が芽生えてしまった。

苦手意識、というものに昔から悩まされてきました。数学は小学校の割り算筆算からつまずき、大学入学までこじらせてしまいました。楽器を人前で演奏できないのも、そのことに対して極度に緊張してしまうから。
初めて走った公道は高速道路でした。親に勧められて怖いもの見たさでやってみたものの、教習車より大きなミニバンで教習車より速いスピードを出す。めちゃくちゃ怖かった。その記憶が私を運転から遠ざけてしまった。

この間、久々に恋人の車を運転してみると、案の定緊張してしまって軽くパニックになってしまった。原付の大きい版とはいえ、操作はAT普通自動車よりも難しいであろうMT普通二輪。その免許を私は無事に取れるかとても怪しい。彼と話し合って、まずは車の運転の練習をすることにしました。

最初は彼に助手席に乗ってもらった。運転でいっぱいいっぱいになってしまう私は、時にいつも通っている道がよくわからなくなってしまうことがあった。そんな私に対して彼が道案内やお喋りをしてくれるお蔭で緊張がほぐれ、なんとか普通に運転することができました。緊張しなければ普通に運転できることがわかったので、あとはもう回数を重ねることが必要です。

今日はお昼間にひとりで運転してみました。大学への通学路と部活の練習場所を巡る。空いている駐車場で少しバック駐車の練習をして、無事に帰着。空は晴れていて風も気持ちよく、かなり運転することを楽しめたのは大きな収穫でした。

恋人に報告すると、ちゃんと定期的に車を運転することを条件に、バイク免許を取るのに賛同してくれました。自動車学校に通うためのお金はふたりで一緒にしている貯金から出しますし、彼は自分がこの趣味に誘った手前、責任も感じていたとのことでした。車よりも運転が難しく、危険もいっぱいのバイクに乗って彼女は無事でいられるのか、と考えた上の提案だったのです。楽しいバイク生活を送るためにも、これからも車の運転をしっかりしようと思います。

来週末から入校し、いよいよ教習が始まります。果たして私は無事にMT普通二輪免許を取得できるのだろうか…


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