7等星

のらりくらり生きてる。好きな食べ物は豆大福。

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    日常の出来事、感じたことなど。気軽に覗いてみてください。

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    読んだ本や、やってみた研究のはなし。ちなみに7等星は日本近代文学専攻、坂口安吾を研究してます。

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    恋人とのはなし。日常、ときどきジェネレーションギャップ。

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    バイクに乗ってうろちょろするはなし、旅先でのはなし。

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7等星の自己紹介

初めましての方も、Twitterから繋がってるよという方もこんにちは、7等星です。この国のどこかで、のほほんと暮らしている大学生です。この度、noteを始めてみることにしました。 文章を書くことはもともと好きでしたが、だからといって日常的に書いているわけでもなく、日記のように毎日書こうとも思わず…。「やりたいこと」が「やらなければならないこと」になると一気に億劫になってしまうというズボラな性格なのです。思いついたり、書きたいなと思ったことを、1つの文章の形にして、皆様の暇つ

    • 他人行儀な403号室と生活の匂い

      403号室に引っ越してきてから1ヶ月以上が過ぎた。家具はほとんど以前から使っているもののはずで、壁の色、床の色も前の部屋とそんなに変わらない。なのにいつも私ではない、誰か別のひとの部屋のような気がしてならなかった。こういった経験は、あなたにもあるだろうか。 実家に帰っているとき、彼の部屋にいるとき、さらには比較的近くに住んでいる大学の友人の部屋に泊まったときの方が余程リラックスしていた。それぞれの部屋は、私とその一室の間に誰か見知った人がいて、彼らが私と部屋の関係を取り持っ

      • 大学の友人たちと文通を始めた話

        大学の友人たちと文通を始めた。もちろんLINEだったりインスタだったりで繋がってはいるけれど、そこに加えて文通を始めた。生存確認やちょっとした連絡なんてものはスマホでやってしまえば一発なのだが、どうも我々は、手間のかかるめんどくさいことが好きらしい。 別に私は手紙の良さを大いに語って押し付けるような、懐古厨的文章を書こうとするのではない。手紙を書く人間が少数派だってことなんて、わかりきっているから。 しかし、それは悪いことではなくて、単に時代の流れ、技術の発展によるものだ。

        • 7等星の自己紹介・改

          初めましての方も、前から知ってるよって方もこんばんは。7等星です。この国のどこかでのほほんと暮らしているのですが、この度大学を卒業して社会人になった(そんなすぐになれるのか?)ので自己紹介も改訂版を出してみることにしました。 文章を書くことが好きなのは大学生の頃から特に変化はなく、書きたいことが練り上がったときに出力している感じです。ただ、仕事をし始めたり資格勉強を始めたりとなかなかバタバタしており、更新頻度はさらに落ちてしまうのかな…と危惧しております。できれば1週間に1

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          新しい優しさの形

          時代が変われば人は変わり、価値観も変わる。変わらないもの、と呼ばれるものもあるが、実はちょっとずつ変わっていることもある。現代における「優しさ」も少しずつ変わり始めているものの1つかもしれないと、最近なんとなく考えるようになった。 優しさ、というとどういうものを思い浮かべるだろうか。実体が無い分ひとにより異なる想像をするのだろうが、自分と何かしら他者との間に生まれるというのは変わらないのではないか。あんまり範囲が広すぎてもいけないので、今回はひと同士の場合に限定してみる。

          新しい優しさの形

          千早茜『ガーデン』について

          千早茜『ガーデン』を読み終わった。この方の小説は、元々『しろがねの葉』が気になっていたのだが、それより先にこちらを手に取ることとなった。結果としては個人的に大当たりであったため、他作品にも期待が高まる。 『ガーデン』に話を戻す。主人公羽野と彼の育てる植物たち、そして彼を取り巻く女性たちとの関係が丁寧に描かれていた。もっとも、基本的に文章は羽野の視線に寄っているため、女性たちひとりひとりが羽野ほど丁寧に描かれているわけではないが、その書き方はこの物語にふさわしいのだろう。

          千早茜『ガーデン』について

          さよなら111号室

          明日は4年間暮らしたこの部屋、この町を出る。初めてひとり暮らしした部屋、すっかり見慣れた町。 巷でもよく言われることだけど、やっぱり大学生活はあっという間だったと思う。 私がこの町に引っ越してきたとき、世間ではコロナが猛威を振るっていた。せっかく入学した大学も1年くらいはオンラインで、校舎にはほとんど入っていなかった。 しかし、そういう状況じゃなかったら、私はこの町の人々のことを全然知らなかったかもしれない。大学関係のことが無さすぎて暇だったので、当時はよくひとりでこの町を

          さよなら111号室

          命綱の会話

          自分が、随分と繊細なやつだと気付いたのはいつ頃だったか。小さい頃から泣き虫ではあったけれど、それにしたって今に引きずりすぎていやしないか。 長い間、人の顔色を伺いながらそれに対応した行動をしてきた。多分それは今もそうなのだろう。 「君は基本的に誰に対しても他人行儀だから優しくて、心を開いたひと握りの人だけをものすごく信頼してるんだと思うよ」 と、恋人は言った。間違っていないと思う。だからこそ、理想と現実の違いについていけなかったり、基本的に物事を悪い方向に考えてしまう。見た

          命綱の会話

          母をたずねて3万字

          卒業論文を書き始めて約2か月が過ぎた。元々考えていたテーマを変更したこともあって周りの友達より書き始めが遅く、かなり焦った時期もあったが、ずっと好きだった作家の作品についてまだ誰も発表していない考察を述べていくというのはやはり楽しいし、そのために大学に入ったといっても過言ではない。私は現在、坂口安吾の描く「母」という存在について小説の本文に基づきながら卒業論文を書いている。 ただ、同じ観点(いわゆるテクスト論というやつ)からの先行研究がびっくりするくらい無いのである。安吾と

          母をたずねて3万字

          父として、人として

          先日、父が誕生日を迎えた。 LINEでおめでとうと送ると、ありがとうと返ってきた。父と他愛もない話をすることは前からあったけれど、それが増えたのは大学に入り、ひとり暮らしを始めてからだ。 そもそも私は父が苦手だ。 世の中には娘を叱ったりしたことがない父親も少なからずいるというが、そういう話を聞くとやっぱり少し驚いてしまう。 父が怖い。彼は割と気分屋で気が短いタイプなのか、昔から小さなことでガツンと怒られることが多かった。手が出ることもあった。私は、彼が何故そんなに怒るのかわ

          父として、人として

          いつからまだ若いと錯覚していた??

          7等星23歳、少し前に、ついに顔にシミがあるのを発見してしまった。 なんでもない日にいつも通りスキンケアをしていたら、目の下、頬のあたりうっすらと茶色い点。よく見ると両頬にある。 そんなすぐにできるようなものでもないだろうし、なぜ今まで気づかなかったのか? いつからまだ若いと錯覚していた?? バイクに乗る身ではあるけれど、できる限りのUVケアはしてきた。仮にそれでもツーリングが原因だったとして、20代前半でも1年でシミができるものなのか? 色々と思い返したり調べたりしてみ

          いつからまだ若いと錯覚していた??

          とある文学部生の独白

          「文学部に行ってどうするのか」 「行ったところで役に立つのか」 今までたくさん言われてきたし、私もどう答えたものかたくさん悩んできた。多分、文学部に属す、属していた方々で言われたことあるよという方も多いのではないだろうか。 これまでの私の回答としては、 「好きでやっているのだから放っておいてくれ」 である。 本当は、三浦しをん氏の『きみはポラリス』より「骨片」という作品を引っ張ってきて、これを読んでくれと差し出したいところ。 文学を通して人間の心や思考に向き合っていける素

          とある文学部生の独白

          あなたの好き嫌いはどこから?

          あなたは食べ物の好き嫌いがあるだろうか。私は結構ある。食物アレルギーもないし、少しずつ苦手なものは減ってきているけれど、それでもまだだめなものがある。 しかも、よりによって私が嫌いなものは彼氏の好きなものが大半。食の美味しさを分かち合えなかったり、食べるものの偏りがあったりして本当に申し訳ないと思う。同時に、ちょっと冗談半分に責めるものの、無理に食べなくて良いのだと言ってくれるので頭が上がらない。 受け付けないものがどうしてもあるのだ。 嫌いな飲食物を羅列してみる。 納豆、

          あなたの好き嫌いはどこから?

          谷崎潤一郎作品を初めて読んだ話

          谷崎潤一郎作品を初めて手に取ったのは、今日みたいに日が照りつけて暑い日だったと記憶している。高2の夏休み。部活が終わった帰り道に、ふと思い立って本屋へ寄った。 ふらふらと涼しい店内を歩いていると、赤いカバーに青字の光る1冊が目についた。それが『刺青・秘密』だったのだ。 なんだか心を惹かれてそのまま買い、帰りの列車でページを開いた。 気がつけば私は貪るようにページを進めていた。私はこのような世界を求めていたのだと、電流が走ったようだった。 むせ返るような花の香りに包まれる中

          谷崎潤一郎作品を初めて読んだ話

          ドラマ「山のトムさん」について

          私は元来犬派である。犬は人懐っこく、表情がわかりやすい気がするところが特に好きだ。実家では犬と暮らし、祖父母宅にも犬がいるので、最近まで一応の対立位置にある猫に触れることはほとんどなかった。 しかし、猫派の気持ちもわからなくはない。気ままなところ、優雅な動きは猫の魅力だろう。また、彼氏の実家にお邪魔した際に初めて猫と触れ合ってから、私もその魅力に惹きつけられることが増えた。 そんな私だが、昨日観たドラマによってより猫の良さを理解することになった。そのドラマは「山のトムさん」

          ドラマ「山のトムさん」について

          2023/7/14日記

          どうしても書こうとしていた内容がまとまらないので、今日は日記にする。多分、日記であろうと文章を書くのは日々続けたほうが良いと思っている。言い訳になってしまうが… 今朝は前日の予定よりも1時間半遅く起きた。最近なんだか寝付きが悪く、ついつい夜中まで起きてしまう。いけないなとは思っているのだけど、ぼんやり考え事をしたりしながら過ごすのはなかなか心地よいとも思ってしまう。就職したら早起きしなきゃいけなくなるので、今だけの楽しみ。 いつも彼が自分のお弁当を作るついでに私の分も作っ

          2023/7/14日記