見出し画像

【歌日記】5/28

 好きだということをすっかり忘れてしまうほど、あたりまえのように和歌が好きらしい、と思い出したので、歌日記を初めます。

 義父の月命日、目黒川で鷺が見上げていた空は雨。でも夜には晴れて、近所の川では名残の蛍が舞っていました。


◇歌(本歌取り)
いなむしろ川門かわとを通ふ蛍火に 通はぬものは言や心や

◆本歌
風雲は 二つの岸に通へども 我が遠妻の 言ぞ通はぬ

『新潮日本古典集成 萬葉集二』p321 山上臣憶良が七夕の歌十二首 反歌(1521)

いなむしろ…「川」の枕詞
川門… 両岸が迫って川幅が狭くなっている所。 川の渡り場。


*素人なので古語の用法間違い等ありましたらぜひご指南ください

いただいたサポートは、本棚写真共有サービスのたちあげのために使わせていただきます。よろしくお願いいたします!