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季節ごとの匂い

今日はちょっと趣向を変えてみます。
普段みたいに私の頭の中をおりゃってするんじゃなくて、自分の感覚、心の動き。それらを言葉にしてみます。
もっと私の見える色を伝えられたら楽しそうですからね。


雨が降る時、匂いでわかるって方、いらっしゃるんじゃないでしょうか?
なんか言葉にするの難しいですけど、水の匂い?みたいなものがするんです。
分かってくださる方は仲間です。うーん…?な方は私の補色ですね。私の知らない世界を持ってらっしゃる。羨ましい。

で、私の場合、この「匂いで何かがわかる」っての、別に雨だけじゃないんです。あ、スパイスの香りでカレーだってのは分かりますよ!当然!もっともっと違う方向のお話です。
分かってくださる方がいると嬉しいなあ。



自分の中で「感覚(特に匂い)」と「光景」と「感情」が結びついたものが複数あるんです。レアなケースだとそこに「音」まで付いてきます。が、この話は別の機会に実際に音付きの記事にするので、今日はやめておきましょう。

例えば、夜に数人家族で住んでいるような家の前を通ると、すっごい心にきます。その家から「家族の匂い」とでも言えそうなものがするから。


さっきも書いた通り、感覚、特に匂いと光景、それに感情は全てセットになって心の中の一つの鍵付き引き出しに仕舞われています。
当然、その引き出しを開けるには「鍵」が必要ですね。ところが面白いことに、この引き出しを開けるための鍵は「引き出しの中身そのもの」なんですよね。

全ての引き出しに「春」とか「家族」とか「自然」とかの名前シールが貼られています。そのうちどれか特定の引き出しの中身に入っているものが信号として伝わってくると、勝手にその引き出しが飛び出してくる…そんなイメージです。


けど、これはいわゆる「忘れたものを思い出す」のと同じプロセスです。テスト中に解き方をふと思い出したり、忘れていた大事な用事を全く関係ない看板の色で思い出したり。
したがって、これ自体は別にユニークなことではなさそうです。


ただ、私の場合特殊なのが、心一面に並んだ引き出しは、必ずしも「記憶」ではない、ということです。もっと簡単に言うなら、「架空体験」や「妄想」が、実在の感覚や光景、感情と結びついていることがあると言うことです。
そんな不思議なことあるか?と思うのですが、これがあるんですよ。不思議ですね。


そして、この引き出しの中に、四季の名前がついたものがあります。
その中身のどれかが感覚となって伝わった瞬間、懐かしい、切ない、といった感情、春らしい光景(実在・架空問わず綺麗な光景)、そして音楽が頭の中に流れ出します。
時にはしんどくて泣いちゃうこともあります。時には感動して泣いちゃうこともあります。いや泣いてばっかりやないか。

春なら、なんかふんわりした匂い。夏なら、カラッとした緑の匂い。秋なら、澄んだ匂い。冬ならガラスが貫くような匂い。これらは全て早朝か深夜にしか感じられないのが悲しいところ。
ぜんっぜん伝わらない気がしますが、私はこれらを感じて毎日毎日感情を揺さぶられています。その度に光景が映し出されます。そのたびに旋律が流れます。

けど、嫌いじゃない。季節が巡るだけでいくらでも楽しめる。毎回毎回違うものが浮かぶし、何より自分は他の人よりもその季節を楽しんでいる気分になれます。


なんか書いててまとまりがなくなってしまいました。笑
とにかく、季節ごとに匂いがあって、それを感じて生きてるとたーのしー!ということですね。


ぜひ、一度季節の匂いを感じようとしてみてください。きっと何かが見つかると思います。

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