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発達障害子育て : 人づき合いをうまくやる裏わざ編


うちの息子は
幼少期にASDの診断を受けましたが、
現在、プログラマー会社員23歳。
(現在は、自分から言わなければASDとはわからない)

今日のテーマはASD息子を社会適応させるために、母親の私がやった裏技。

お金もかからず、
誰にでもできます。♪(´ε` )



たくさんある中でも
最も効果があったのは

周囲に笑顔で接する。
喋らなくていいから、ただひたすら笑顔。



息子に対してはもちろんですが、
息子の友達、その親御さんたち、保育園の先生、学校の先生、近所の人
近所の子どもたち・・・

息子の周りの、ありとあらゆる人たちに、わたしは笑顔を振りまいて暮らしていました。


なぜなら、母親がニコニコしていると、みんなが息子に優しく接してくれるから。




それは保育園時代から始まりました。

私の子育ては、決して順調ではなかったので、最初は自分の憂鬱や不安な気持ちを、周囲に悟られるのをごまかすためでした。


保育園で、他のお母さんたちに会ったときには無理やり笑顔を作り、敢えてニコニコ。

相手が誰でもかまいません。

まるでスマイル🙂のお面をかぶっているのか

または、どこかの会社の受付嬢のように、いつも笑顔で挨拶をしていました。

実際は、自分の弱い本心を隠すための仮面だったのですが。


苦手なタイプのお母さんたちに対しては、最上級の仮面で接しました。

下手に近づいて、話をするとボロが出るので、いつもにこやかに逃げていました。

((*´∀`)) ササッ!!……
         


毎日毎日、笑顔で挨拶を続ける日々。


それが習慣化された頃
わたしはいつしか、感じのいいお母さんと言われるようになり

息子も芋づる式に、あのお母さんの子どもだから、きっといい子だよといわれるようになり

みんなが私たち親子に、
優しく接してくれるようになりました。




そして、私自身にも変化が訪れました。

毎日、ダミーの笑顔を続けていたら、なんだか気持ちが上向きになってきたのです。
人間の脳って、案外単純にできているらしい。


近所の子供たちにも同様に、私は笑顔で接していました。

低学年のころ、友だちのいなかった息子を、近所の子供たちと交流させるために


夏には、わたしは虫採り網を持って息子と娘と3人で公園に行き
本気でセミ採りをして遊びました。


大の大人が、虫取り網とカゴを持って
ワーワー言いながら虫と格闘していると
子供たちは、面白がって集まって来るのです。みんなでセミ採りをして遊びました。


冬になると、今度は
部屋の遮光カーテンを閉めて真っ暗にし、お化け屋敷にして近所の子供たちを家に呼びました。

大した仕掛けなんか無くたっていいんです。
シーツとか、節分の鬼の面👹でもかぶって、本気でウォーッとか、ギャーッという大声を出し

懐中電灯を照らし、ドタドタと暴れて
ドアを開け閉めして、出たり入ったりするだけ。

たったそれだけでも
小さな子どもたちは、大喜びで怖がってくれます。


大人が本気で遊んでやると、子どもは集まってきます。

短い時間でいいから、本気を出して遊んでやるのです。

いつのまにか
近所の子供たちは、わたしと遊ぶのが目的でうちへ集まってくるようになり、

おまえの母ちゃん、おもしろい!

と言って
息子に対する態度も、変わってきたのでした。



そんな遊びを繰り返しているうちに、息子はだんだんと

みんなと同じように喜んだり、怖がったりするようになり、
表情豊かになっていったのです。

* あとがき


このように、私はあちこちで笑顔をふりまいて生きてきたので

それは、いつしか私の日常的な習慣となり、身体に染みついてしまい

20年経った今でも、私は人に会うと無意識に、ニッコリ笑うクセがあります。

自分の意思に関わらず
反射的に顔が勝手に動き
「こんにちわー」と高い声が自動的に出ます。

習慣…



すると、一気に場が和み、親しくない人でも話しかけてくれたりするのです。


笑顔とは、本当に人を安心させるものだなあと感じます。



そして、もう一つラッキーだったこと。

わたしは今、50歳を過ぎましたが
ほうれい線もなく、どうやら若く見られているらしい。

笑うことって、口角上がるから美容にもいいんですよ(笑)


よい習慣が身について
子どもたちに、今、感謝しています。


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