ギャラリー設計 コンセプト2

前回の投稿では、「ギャラリー設計 コンセプト」では
身近なギャラリーにするために作家と見学者を区別せず、お互いに創作活動を行うことで考えることの楽しさを知ってもらおうとなりました。

しかし、身近なギャラリーにするための手段として
見学者にも創作活動をしてもらうことが必要なのか
または日常にある普段見かけるものを展示させておけばいいのではないかという疑問に至りました。

そこで私は身近なギャラリーを作るために
見学者にも創作活動をさせるギャラリーを作ることが必要だという結論に至りました。

 芸術作品は我々一般人には理解しがたいものばかりで、作家という存在を敬遠し、芸術家は別の人間だという固定観念があると思います。その固定観念を取っ払うためには作家の気持ち、立場に立ってみることが必要だと考えます。
その立場に立つ手段として実際に創作するということが有効的と考えました。

しかし、普段から創作活動をしない人にとっては創作することが事態がハードです。創作活動をもっとかみ砕いて広義的に表現すると表現すると、遊びと考えます。身近な空間より気軽さ、自由さの要素が欲しくて遊びにしました。

次に何をして遊ぶのか、何もないところ(ホワイトキューブの空間にひとり)では遊べません。何かテーマや限られた場が必要だと思います。そのひとつとして私は自然を挙げます。

自然は人間の生活を快適に過ごすためのものとして、日々取り入れています。採光であったり通風などが考えられます。そして自然は完全な操作ができない変化を伴うものなので、自然を使った遊びは効果的だと考えました。

敷地には水辺、木陰などをメインにおき、ギャラリーはサブ的なこじんまりとした建物にしようと考えます。
外でもギャラリーの中でものびのびとゆったりとした空間を設け、五感で自然を感じてもらいます。
子供たちは追いかけっこでも水遊びをし、大人たちはゆったりとその光景を眺めてもいいですし、芸術作品と自然の組み合わせを楽しんでもらえたらと考えてます。



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