秋の恵みしめじ
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未だ早いかな、もうそろそろ出るかしら ? 朝夕の気温が低くなりだすと、ソワソワ、我慢出来ずに見に行けば、何処にもキノコが出ていない。
やっぱり未だ早いんだわ、4日程見に行かなかた。
大きくなり過ぎたしめじ発見、これでも食べられる、市販されているシメジと比較できない程に味が出て美味しい、大根の千切りにシメジの味噌汁、絶品だわ、\(^o^)/ニコニコ心躍る。
此処2~3年は沢山出る山に熊が出て、牛達が殺されてから恐ろしくて行けないでいる。
実家の家の周りに出るシメジで我慢、4品程の料理分位は出てくれる、有り難い秋の恵みはやって来た。
雑木林の減少は山の恵みを無くしてしまった、見回せば針葉樹ばかり、雑木林を伐採しては針葉樹を植樹している。
沢山のシメジが採れていた頃は、ジップロックで冷凍庫、次の年のシメジの時期迄料理に使い、重宝していた。
30年程前になるかしら ? 突然シメジが出た。
小さな村では大騒動
「これは食べられるのか ? 試しに誰か食べて見ては ? 」
「死ぬかも知れないぞ、試しに猫に食わせて様子をみたらいいのでは ? 」
その当時スマホ等無い、今なら写メから検索出来るが、そうこうしながら大量に出ているシメジを蹴って歩いた。
2年目何処からか「あれはシメジというキノコで上手いらしい」という話しが流れて来た。
太りに太った茎の太いシメジは大きな株で、50センチ以上もあるのが、ボッコボッコ出ていた。
30分程でスーパーに置いてある買い物ケース10個以上は、あっと言う間に一杯になってしまった。
ヤレ、漬物にした、ぬるま湯で洗うと直ぐ汚れが取れる等など、会えば口々に情報交換していた頃が懐かしい。
我が実家の周りが特に出ていたらしい。
土・日曜日になると、訳もわからぬお人達が牧場に不法侵入、100頭程の我が家の牛達が家の周りを運動会、牛の癖は追うとウンチ💩をボトボト落として行く。
放牧地のバラ線を大きなペンチで切断してキノコ採りに入って行く人達で大変な目にあった。
一度注意すると違う場所から入る、車を見えない所に隠して入って行く
「タイヤを外して捨てようか ? 空気を抜いてやろうか」
色々考えたがタイヤには何もしなかった。
そのうちに、「キノコを採らして下さい」と挨拶をして来る人達が増え、未だに親交している家族もいる。
「あの時は怒られたな~震え上がったよ、ここのおやじさんは声が雷のようだった」
♪♪そんな時代もあった~ねといつか話せる~♪
中島みゆき・時代
そんなキノコが出たが、今ではあまりお目にかかれなくなってしまった。
自然のシメジが出なくなったら、スーパーのシメジでニッコリ、思い出に浸る日は近々くるわね。
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