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一度死んだと思って、自分の人生生きています。だから無理して会社に好かれようとしない。


ひとは、一見幸せで健康そうに見えても、案外何かしらの苦悩や、健康面での不安を抱えてたりする。



わたしもその1人です。


今は某企業で中間管理職をしていますが、リーダー兼マネージャーとして働きだしてから数年後に、メンタル不調を発症しました。
そして今もその不調と共に共存して生きています。
このことは、会社でも極一部のひとしか知らないです。


これまで一つの案件を現場の担当として、またはリーダーとして、汗水たらして働いている分にはやりがいがあって、忙しくても週末は仲間とわいわいして楽しく過ごしていました。
今思えば、その頃が一番楽しかったです。
たまに、ふとその時の思い出がフラッシュバックしたりします。


その後、会社なのでずっとそのポジションに居れるわけはなく、一つ上、そして一つ上へと年齢を重ねるごとに権限と責任が与えられました。
これは組織を維持する上では会社として当たり前のことなんですが、担当範囲が拡がり、扱う案件がかなり増え、それに伴い部下も増えていきました。
多い時には直下に20~30人前後までいきましたかね。

その過程で、現場でリーダーとして担当と一緒に仕事しながら、事務所ではマネージャーとしての作業を続けていたんですが、オーバーヒートしてついに体調を崩してしまいました。
マネージャーの作業は、お金管理、人の用役管理、作業場所の調整、担当の教育など多岐にわたりかなり精神的ストレスのかかるものです。メール処理も多く定時間内だけでも心身ともにぐったりするレベルでした。
この作業をしながら、現場での作業を残業しながらしていたことで身体がついていけなくなったんだと思います。

体調を崩して、会社を休んで、上司や部下たち含め迷惑や負担をかけました。なので、それからは、どちらかに重きをおこうと考えました。
現場での作業は、現場リーダと担当者を信頼して任せて、自分はマネージメントを頑張ろうと。

そして、こう決断した背景にはもう一つ理由がありました。

わたしが、まだいち担当だった時に、リーダー兼マネージャーがいたのですが、この方がリーダーとマネージャーらしいことを殆どしてくれませんでした。
遅くまで会社には残ってくれているものの、現場に来ては周りをかき乱すし、人が足らない、作業する場所が足らない、こんな事で困っていると相談しても、一向に改善されないし変わらない。あげく、遅くまで会社に残っていることを自負している感じでした。
なので、職場ではよく口論が堪えない状況でしたね。

当時、まだひよっこ担当ながらにこう思いました。
「現場にあまり介入しなくていいから、リーダー、マネージャーとしてやるべきことをやってくれ。遅くまで残ってなくてもいいから、アウトプットを出してほしい」と。

だから、部下が働きやすいように、リーダー兼マネージャーとしてやるべきことに集中しようと決めました。そして、再スタートしました。



それから、徐々に成果は見え始め、部下が悩み、路頭に迷うことは減っていきました。組織としては正常な状態までほぼ戻りました。
リーダー(わたし)の下に、各案件ごとの現場リーダーがいて、その下に担当がいるとう構図。
現場リーダーの範疇を超えて、困った時には、報連相するという流れです。


リーダーが組織の状況や負荷を見据えて、負荷配分をし、一時的に負荷が高くなっている箇所には支援投入する。そして担当の成長とマンネリ解消のために、仕事を入れ替えたりして、多能工化を進める。

そうすることで、このひとしか判らないという作業を可能な限り減らし、そのひとが休んだり、職場移動しても残ったひとが困らないようにする。

部下同士で揉めていたら、仲裁に入り、問題解決を一緒に考える。

毎年、一年の用役計画を策定して、負荷に対してひとが足らないという状況に陥って部下が苦労しないように、用役確保の調整を上司とする。


こういった、リーダー兼マネージャーがすべきことを頑張りました。


けれども、今度は新たな問題に直面しました。

「もう少し現場に入って、担当と一緒に汗水たらしてほしい」
「担当が現場で頑張っているから、もっと残業して現場に入ってほしい」
そういう不満の声がどこからともなく、下から上からと沸き上がってきたのです。

心身ともにぎりぎりのラインでやっていたので、困ったなと思いつつも、上司の命令もあり、再び可能な範囲でやることにしました。

しかしながら、また体調を崩し、余計に迷惑をかけてしまうことになりました。
こういうことを、その後何度か繰り返し、最後には半身麻痺して歩くこともできなくなり、過呼吸もあったり、夜中に身体が凍るように寒くて意識が朦朧として助けを呼びたいけど身体が思うように動かなくて、このまま死ぬのかなという危機感を覚える所まで行きついてしまいました。
今でもトラウマの一つです。


会社を辞めたいと考えていると親しい上司や友人に悩み相談しましたが、その時は、色々と話を聞いて踏みとどまりました。

それからですね。
ガラっと考え方を変えました。


無理して休んで、余計に迷惑かけるよりは、毎日定時でもいい。
毎日、会社にいって部下たちが困らないようにしよう。
路頭に迷わないように指揮命令、サポートをしよう。
あの人は、あまり残業をしないし、現場に深く入り込んでこないと不満を言われてもいい。(これはさすがまずいなという時は入るが)
組織のトータルでの幸せを考えて、リーダーとしてやるべきことを全うしよう。


そう、強く決めました。
無理して死にかけるくらいなら、自分の信念のまま全うしてやろうと。


このことは、部下は知らないし、部下のためにも話をしない方がいいかなぁと思っています。なんとなく。

部下にとっては、少し怖い、現場に深く入り込んでこない、早く帰る上司であり不満はあるだろうけど、現場作業に集中する彼らがあまり意識できていないところで、彼らが働きやすい環境作りにリーダーとして活躍できたらそれでいいと思っている。


でね、ここで言いたいことは、

ひとは見た目によらず、何かしらの苦悩や心身面での不調や不安を抱えていることがある。


ということ。
だから自分の感情のままに、相手に不満を言ったり、文句を言ったりする前に、もしかしてなにか事情があるのかなとちょっと一瞬考えて、さぐりを入れたりしてコミュニケーションを取るようにするといいかなぁって。

わたしも、自分のことを通してそう感じさせられて、相手に対してもそういうコミュニケーションをなるべく心がけています。
部下にとって理想のリーダーではないかもしれないけれど、組織の中核を担うリーダーとして。



- あとがき -

TV番組のリアリティーショー出演者へのSNSでの誹謗中傷問題が話題になっていますが、これについてもよく考えてほしい。
リアリティーショーは、「台本や筋書きがない」とか「ありのままのリアリティーを見せる」といいながら、カメラの前でいろいろな人間ドラマが進行して撮影されていく。だから、そこで起きる人間ドラマはある程度、出演者本人や制作者たちによって「カメラを意識された」ものだとわかって見てほしい。
あくまで、エンターテインメントですよ。

よく不倫ドラマに出演した女優が、SNSなどで批判されるということがありますが、それとあまりかわりません。あくまで不倫するのはドラマでの設定です。

だから、自分の感情のままに正義を振りかざして相手を批判する前に、「待てよ事情があるのかも?」、「これTV番組だもんね」ぐらいの心の余裕を持って発言したいし、そういうモラルが広がればいいなぁと思っています。




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