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ひとり旅日記北欧周辺へ31日目:途中下車しながら世界遺産巡り。

2017年1/29リヨン→オランジュ→アヴィニョン。

昨日の夜メールチェックしたら、今日泊まる宿から「今日から改築で泊まれない。済まない」のメール。は?前日はなくね?カナダはこういう場合、別の宿を併せて案内があったのに、さすが仏。気が利かない。エクスペディアで返金不可で予約してこういう場合どうなんだよ?問合せ先が日本国内のTELのみってヤバくね?新たに宿探して寝たのは1:30am…。

7時に宿を出た。まずはオランジュで途中下車の旅。駅員のお姉さんに荷物預ける所あるか聞いてみたら、ない。とのことで、キャリー+バックパックで歩いた。朝から修行だね…。

そうまでしてどうしても見たかったのは、ローマ遺跡の古代劇場。窓口のお姉さんに荷物を置かせてもらい、バックパックは背負ったまま。オーディオガイド借りて見学開始。立派過ぎ。しかも朝イチ貸切!動画撮るのに普通の声で喋ってるのに響く響く…。古代ローマ帝国時代に、どうやったら音がこんなに効果的に響くかを既に知ってての建築物だとは…。帰国したらローマ帝国について勉強したい。今回ローマ行ってないのにね(笑)。リヨンに続いてローマ遺跡に触れた今日、ローマ帝国の文明ヤバイ!凄すぎ!!遺跡好きの血が久々にザワついたね…。身分が高い人は低い位置の席、身分が低い者は高い位置の席と身分階級と席は反比例で、互いの身分が交わらない様に配慮された設計らしい。

色んな所からこの劇場を眺めて、観光客が少ないのを良いことに、去り際に伊歌曲オンブラマイフを歌って終了(笑)。中国人家族と自分しかいなかったから、許してください。

隣の博物館で、荷物があって行くのを断念したもう1個のローマ遺跡の凱旋門の絵があったから写真に収めた。オランジュでもモザイクタイル画が発掘されたってことは、仏はかな広い範囲でローマ遺産があるんだね…。マジ勉強不足。

駅へはゆっくり戻った。オランジュ滞在2時間。そうしたのはアヴィニョンの市場でランチしたかったから。オランジュからアヴィニョンへの電車30分遅れ…。まずはインフォメーションに駆け込んだら、12時で終わりって…。今ちょうど12時…。「午後また開くんですか?」と聞いたら、今日は12時までとのこと。ぇえ?ってことで、「アヴィニョンの情報一通りください!」と言って一式頂いた。「閉めの作業してたのに、申し訳ない。ごめんなさい。でもラッキーでした。助かりました。メルシー」とお姉さんに伝えた。マジツイテるや。これから町歩くのに地図必須だからね…。ご親切に宿の行き方も教えてくれた。有難かった。

宿に着いたが、reception2階…。荷物ムリ。と下に放置したままチェックイン。「今日早朝に予約したんですが…」で、部屋すぐ使えるって!ヨカッタ。しかも下の階だった。ラッキー。

荷物置いてすぐに市場へ。日曜日は仏もスーパーまで休みだよね…。たしか。明日の朝食も合わせて仕入れないと。市場、賑わってた。何にしよう。シーフード屋さん!アジア系の女の子が食べてるのと同じのください!値段も聞かずに注文。昨日の生肉に続いて生牡蠣。大好物エビが品切れってことで「巻貝を増やすね〜」とのこと。エビさん…。パンと白ワインがテーブルに用意された。市場は座れる席なかったら立ち食い。生牡蠣4個と巻貝6個+茶色いなんかよくわかんないのが器に入ってた。食べ始めたらアジア系の女の子がお会計。11ユーロ。そんなに高くなくて良かった。

生牡蠣は機会がある度に食べるけど、広島を超える牡蠣はなかなかマイミー。茶色の謎のモノはスパイシーでしょっぱかった。巻貝の方が案外牡蠣より美味しかったという…。自分が立ち食いしてる目の前で、牡蠣の殻を剥がしながら皿に並べてるおじさん。自分の皿の3倍の大きさに牡蠣何個乗って、いくらなんだろ…。〆にパン。バターが冷え切っててパンの上で溶けないから、塊のまんまパンに乗っける感じで。おいしかった。白ワインね…。せっかくだからと飲んだけど、やっぱアルコールに弱い自分にはキツかった(苦笑)。フラフラ、ヨロヨロ。マジ酔っ払い。顔熱いし。このあと世界遺産見に行くってのに!しかも、今日コーヒー飲めなかったから、ホロ酔いで眠くなってきて、観光メンドクセ〜とまで思っちゃったり。アルコールに弱すぎって、ホント残念。

それでもがんばって観光開始。まずは法王庁宮殿から。デッカ!教皇はどこから建築費用捻出してたんだろ?ってなくらいの造り。天井が高い。中の現存するフラスコ画は撮影禁止。世界遺産だけど、デカイだけで感動薄かった。もしも酔ってなかったらもっと熱心に見学したのかは謎のまま…。

高台の公園からアヴィニョンの橋が見えた!橋なのに、向こう側に渡れない。高台からアヴィニョンの橋まで歩いて入場。さっきの教皇庁宮殿とのコンビパスで。ここは無料でオーディオガイド貸してくれた。まずはアヴィニョンの橋で♪の色んなバージョンを聴いてから、いざ橋の上に!そんなに幅の広くない橋の途中に教会があるってのが珍しい。そして途中で終わってる橋の先端部へ。一説では人工的に川の流れを変えたりした為に、その流れを通すのに、橋の下に空洞を開けたら橋の強度が保たれなくなって流れてしまったとか。その後も何度か修理したり臨時の渡し舟が行き交ったりしたけど、新しい橋ができたりで、次第に使われなくなったらしい。

橋の見学後に、各分野の専門家が情報を共有して作ったという昔の橋のCG映像を15分間見られる所があった。面白そうな内容だったのに、まぶたが重く閉じられ、激しくコックリしだした。コーヒー無し+白ワインのせいだな…。内容をもう一度見る自信はなかったから、アヴィニョンの橋から去ることにした。

橋をできるだけ色んな方向から見てみたい!と歩くことにした。せっかく来たんだから。とけっこう離れてる別の橋からあちら側に渡って橋が途切れた先端を見たい。と思った。ちょうど夕暮れの時間。その光が城壁内にある教皇庁宮殿とアヴィニョンの橋をとても美しく照らしてたのはずっと見惚れてたかった程素晴らしく、美し過ぎた。この夕陽の当たり具合も考えた上での設計だったんじゃない?と思うほど、本当に綺麗だった。

橋の先端部の写真も撮れたし、早目にご飯食べて宿に戻ろう。観光する前に広場のメニューを予め確認しといた。第一希望フォアグラ乗ったステーキ+前菜+デザート20ユーロ以下のお店。夜やってないのか…。仕方ない。で、次に目ぼしいのは…。マスのローストアーモンドとオリーブオイル和えのマッシュポテト添えとクリームブリュレ。マス。久々に手間がかかった料理食べた気がした(笑)。美味しい。ここでもイモはやっぱおいしかった。仏はマスをこの様に調理するんだ…。温野菜もおいしかった。クリームブリュレは、パリで友人に教えてもらった所みたいにはおいしくなかった。フツー。

会計時に、水代4ユーロにビビった。ヴィッテルの瓶だから高いの?

宿に戻って、明日行くポン・デュ・ガールを調べて、バス乗り場確認するのに再度出かけた。インフォメーションでもらった地図にもなかったから、今日のうちに調べといて良かった。明日はこの旅一番でハードそう。


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