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ひとり旅日記北欧周辺へ39日目:世界遺産見学後、ランチは豚の睾丸と脳みそのスパニッシュオムレツを。

2017年2/6グラナダ→セビリア。

夜行バス2回目の休憩は2am。ここで歯磨き。3回目5:40am。恐らくここが最後の休憩と思って、コンタクト入れて化粧した。トイレから出て来たら売店兼レストランの休憩所に誰もいない…。6am前だよね?慌ててバスを探すも窓からバスが見えない。置いてかれた?パニック。すると、今までのバスの運ちゃんじゃないおじさんが、「6時まであと6分。大丈夫」と言うが、このおじさん知らない…。別のバスの運ちゃん?誰…?「グラナダ?」と聞いたら、「Si!運転手だよ」ってことで、「あと4分。大丈夫」とまた言ってくれた。「じゃあ、コーヒー買っても良いですか?」で、「Si」と深くうなずかれた。エスプレッソにした。マジ焦った。降りたバスの位置覚えてないってことは、寝ぼけてたか?取り乱してしまって、ゴメンナサイ…。

バス車内でエスプレッソ飲み干して、朝食バナナとみかん、ヨーグルトを食べて到着に備えた。バスターミナルにロッカーはあるが、数に限りがあるとの情報。一体何個のロッカーを限りがあると言ってるのか全くもって不明だから、どうやってロッカー争奪戦に勝つかをシミュレーション。そして到着。

荷物庫の扉が開いたのと同時に1番に荷物を取り出し、バスターミナル内へ駆け込んだ。すぐにロッカーを発見。まだ空きありそう。わざわざトークン買うのがメンドーだったが、掃除のおばさんが親切に教えてくれた。もしかしたら、入浴施設行くかも。で、念の為水着を小さいリュックに詰めた。キャリーさんには痛い思いさせて申し訳ないほどロッカーの幅が狭かったが、なんとか押し込んだ。帰りにまたここに戻って来る為に、バスターミナルの外観を写メった。

町行きのバスの運転手にアルハンブラ宮殿に行きたいと言ったら、中心部で降りて。との事で降りてみたけど、どこだよ?ここ。近くにいたおばさんにiPadのアルハンブラ宮殿の写真見せながら「バスはどこから乗れますか?」と聞いたら、西語で全く分からず…。ヤングならエーゴ行けるだろうと思って、”Do you speak English?”と聞いたら、まぁ…。との事で聞いたら、西語で返答。カッコつけないで、話せないって言え💢

何かの配達のおじさんたちがいた。彼らなら道に詳しそう。ってことでiPadの写真と紙の地図見せて説明したら、西語でもわかりやすく教えてくれた。地図で今自分がいる場所も教えてくれたから助かった。で、バスで来た道を戻った。ってか、バスの運ちゃん1コ手前で降ろしてくれよ…。バス停見つけたけど、乗るべき番号表示がない。マジどこだよ?そしたらおばさんが話しかけてくれて、またiPadと地図を見せて説明。「あぁ!あっちよ!」と教えてくれた。グラシアス!アルハンブラ宮殿行きのバス停分かりづらい…。

世界遺産アルハンブラ宮殿の入場の予約は、何かアクシデントあった時の為に、バルセロナからのバスは8:30amに着くけど、宮殿は10:30の予約にしといた。それでもあと1時間切ってる!おばさんが指差した所までダッシュで乗り込めた。ヨカッタ。運転手にチケットはすでに取ってる旨を伝えたら、降りる場所教えてくれると言ってくれた。けっこうな坂道をミニバスは走ってく。これ、自力で上るのはチョット…。バスに乗れて良かった。

10時少し前に到着。時間まで周辺を散策できるとのこと。公園みたいな所もあるんだ~。で、入口のチケット発券所でもらった地図見ながら歩くと、地図見間違えてたらしく、実はもう宮殿近くにいたらしい。10:30に入場した所はメインの見所ではなかったらしく、ただ 見晴らしが良い塔だった。でもここは宮殿で一番古い部分だったらしい。で、見所はどこなのよ?とオーディオガイド貸出の係の人に聞いたら、教えてくれた方がメインの所と判明。え?10:50なんですけど。11時からの入場待ちの列を通り過ぎ、入口にいたおじさんに「あっちと勘違いしてました…」と伝えて入れてもらった。アブね…。ってか、わかりヅラ過ぎ!

イスラム勢力が強かった1200年頃の建物らしい。幾何学模様の天井、星空に見える天井、タイルが美しかった。印ジャイプルで見たアンベール城に似てる気がした。じっくり見過ぎて、後ろからやって来た11時台組の人と混ざって、混雑に紛れてしまった。宮殿の地図上にある箇所は周り切った。噴水やら、給水所やらが多かったからここは水が豊富なんだろうね。最後に見た所は流しそうめんできそうじゃね?と思ったし(笑)。グラナダ到着時の外気温3〜5℃くらいで、宮殿は丘の上で寒かったから暖パンをGパンの上に履いたけど、今は日差し強くて暑いから宮殿出る前に脱いだ。

またミニバスで市内まで戻ろうかと思ったけど、戻るのは下り坂だから歩くことにした。歩き出してすぐに怪しいババァがワケ分からんこと言いながら松?の枝を握らせてきて、1ユーロ要求して来たから、イラネーよ💢と日本語で言い放ち、枝を投げ捨てた。

しばらくすると市内に戻れそうな階段発見。でも、降りた先はどこに着くの?と、ちょうど階段上ってきた韓国の彼女たちに「どこから上ってきたの?」と聞いたら、スマホで調べてくれた。地図上の確実な場所は分からない模様。それでも、カムサハムニダ!

階段下り切った先。マジどこ?で、たまたまいた女の子に話しかけたら、ヨカッタ。エーゴで説明してくれた。やっとメインの通りに出た。もう空腹の限界。せっかくだから、日本語情報センターに寄ってみた。日々のひとり言以外、久し振りに対面の日本語。アムスのYさん以来、半月ぶりくらいで日本人と話した。「お腹が空きました。おいしいモノ食べたいです!」と訴えた所、地図付きの厳選された2件のお店の情報が載ってる紙をくれた。1杯頼めばタパスが付いてくるって。自分昨日のサングリア事件で懲りたから、アルコールでないものを注文する場合を教えてもらった。

もう少し日本語話したい…。で、色々教えてくれたお姉さんにいつからここで働いてるのか聞いたら、1年半とのこと。たまたまここの情報センターの館長さんと仲良くなって、ここの働き口ができたとのこと。ぇえ!そういうこととあるんだ!今は語学学校通いながら学校の寮でシェア暮らし、光熱費込み500ユーロとのこと。もう少し安い所探そうと思ってるとのこと。自分が来た時間がシエスタの時間前だったから、シエスタはどうやって過ごすのか尋ねたら、寮に戻ってご飯作るとのこと。「日本人この時期来ますか?」と聞いたら、やっぱ日本人はイイ時期に来るから、今はオフシーズンとのこと。「この時期は韓国人中国人ばっかで、日本人いないですね~」と。行くかどうか迷ってる入浴施設を調べてもらったら、別に温泉でないのに、30ユーロとのこと…。そりゃマイミー。

お礼を述べて、午後はグラナダゆっくりぶらぶらすることにした。教えてもらった2件のうちのレオンというお店にしてみた。早速ノンアルコールの飲み物注文。リンゴジュースにレモン浮かんでた。これは間違いなく安心して飲めた(笑)。タパスはじゃがいもの炒め物。フツー…。ってか、こんなんで足るワキャない。情報センターでもらった日本語メニューの中の一番気になった豚の睾丸と脳みそのスパニッシュオムレツにしようかな~どうしようかな~。と迷ってたら、隣の女性が話しかけてくれた。自分の資料の西語を親切に訳してくれたけど、隣に日本語載ってるんだよね…。

いずれにせよ、会話が始まった。アイルランド出身の薬剤師のご夫婦。今お店2店舗、スタッフ9人雇えるまでになって、やっと旅行を楽しめる余裕が出た。とのこと。「私、アイルランド行きました!」で、娘さんがLinkedinというFacebookのプロ版?の会社で働きながら日本語勉強してる28歳とのこと。「寿司はヘルシーでイイわね~。日本では他に何食べてるの?」「色々食べますよ~。寿司だけでなく」と答えた。「アイルランドはダブリンの他にどこに行ったの?」「ジャイアンツコーズウェイコーストは本当に素晴らしくて、感動しました!」旦那さんが近くのご出身とのこと。お二人は英で知り合ったとのこと。「ところで、あなたエーゴ上手ね~」アイルランドの人って、やっぱ褒め上手だよね…。ダブリン空港行きのおばあさんもその様に言ってくれたし。

「薬局のスタッフの中には元々の出身が西や波がいるから、私は英語をゆっくり話すようにしてるの」とのこと。「お優しいんですね!」「でも波はまだ行ったことないのよ~」「去年の冬-15℃の中行きましたが、美しい街並みの国で、私は好きです」と伝えた。奥様の、「私達は欧州以外行ったことがないけど、米にだけは行きたくないわ…」と辺りを見渡しながらの発言。27歳の息子さんは2ヶ月間タイ、ベトナム、カンボジア、ラオスを今旅行し始めてるとのこと。「連絡してね。って言ったのにメール来ないのよ~。あなたはちゃんと連絡してるの?」「はい。特に母が心配してるので、毎日短いメール送ってます」

「西はご飯おいしくて、お腹空いてなくても食べちゃうのよ~」と話してる所で、ご夫婦が注文した料理が出てきた。「少し食べなさいよ~」と言ってくれたからお言葉に甘えた。豆、卵焼き、生ハムを頂いた。マスターに自分が注文したい例のものがいくらなのか聞いて注文した。頂いたお皿のしわしわの灰色の豆がおいしかった。

「ところで、あなたいくつ?」と聞かれた。この質問ヤバイよね…。相手が思ってる年齢とのギャップがさ…。仕方ない。素直に答えよう。「娘さんより10歳上です…」予想通りのリアクション。「え?24じゃないの?」「スミマセン。お嬢さん息子さんより相当年取ってます…」すると、旦那さんが「寿司パワーだね!」と。笑えた。この方々は寿司パワーを信じてしまうのか?去年京都の地下鉄で出会ったメキシコ人の女の子に25じゃないの?と口をあんぐりされたのを思い出した。アジア人は若く見えるお得な人種。

まだまだ会話が続く。ご夫婦が旅行したエストニアは全てがfabulous!だったそう。宿も食事も観光も。特に食事は博物館ですらレベル高いとのこと。ご夫婦は今日自分より早い9amにアルハンブラ宮殿に行ったら、結構寒くてどうしようかと思ったほどだったらしい。「自分もズボン重ね履きしました~」「英西ガイドツアーでアジア系の女子が、なんでも知りたがって質問してたのには辟易したわ。西語圏の人が西語で質問したことすら、西語でなんて言ったの?とまで質問してたのにはウザさを通り越して笑えたわ!」と。「もし、あなたが今度欧州圏旅行する時は相談して!」とメアド教えてくれた。「ガイドブックに載ってないアドバイスできるわ!」どこまで優しいのでしょう。

と、自分の料理が出てきたから、「お腹いっぱいでしょうが、是非食べて見てください!」と勧めた。おいしかった。どれが睾丸で脳みそかなんてわからないくらい。ご夫婦は西語を少々話せるとのことで、旦那さんがマスターに「これは何かね?」と尋ねて、マスターが説明したら、旦那さんウケてた。自分が旦那さんを見てニヤリ。”Oh! You knew that? “   “That's what I orderd!”でまたウケてた。奥さんがなんでみんなウケてるの?って感じだったけど、「食べ終わったら話すよ」と旦那さん。「奥さんがおいしいわね~」と食べ終わったら所で、旦那さんが料理の説明。「え?まぁ!」と奥さんは驚きながらも、「美味しいと思って、後で聞いたら意外な材料ってこと、あるわよね~。でも、スパニッシュオムレツはおいしかったわ!」で、楽しいおしゃべりのランチの時間終了。自分に話しかけてくれて、楽しい時間を持てたことに対してのお礼を伝え、お二人と握手して別れた。マラガも良い所と言ってたな…。気付いたら1時間半レオンにいた。

自分もお会計済ませて外へ。朝の冷え込みはどこへやら。今日髪しばったら、刈り上げ部に突き刺す日差し…。アラブ人街を見つつ、高台の方に進んだ。今日も良い天気。風はほとんどない。アルハンブラ宮殿と対面の丘。スゴイ!後ろの雪山とアルハンブラ宮殿が一緒に視界に入ってる。あの雪山の雪解け水が噴水とかの水源なのかな…。美しい景色を眺めるという時間。日本なら図書館に行く途中の高台からの田んぼの風景かな。高台。人は高台が好きなのか?西、まだ2カ所目だけど、土産物がサエナイ気が…。なんでか購買意欲が湧かないというか。商品開発ガンバレ。もしくは値段下げてたくさん売るとか。モザイクとかステキな遺産があるのに、活かし切れてないというか。もったいない。日本のお土産がレベル高過ぎなのか?カワイイが溢れてて。

そろそろ甘いもの食べたい!と異国情緒たっぷりのお店でお茶することにした。ミントティーとクレープ。ミントティー。生のミントをスプーンで潰してもミント感薄い。ってことは、お茶に砂糖入りすぎなんでは…?初めて飲んだけど。聞くと、モロッコのお茶らしい。クレープはチョコたっぷり。取り立てて美味しいとは思わなかったが。セビリアに行く前にちょいちょい食い溜めしとかんと。

カテドラル、5ユーロ。は別にいっか…。と外観のみを写真とって終了。麺食べたい…。で、Noodle shop発見。吸い込まれるように入店。散々迷って「ラーメンを出汁スープで!」と注文したら、うどんとラーメン売切れだって。先に言え💢ガッカリして店を出て、じゃあまた甘いもの。ハーゲンダッツのくるみと蜂蜜を注文。ハーゲンダッツは間違いなくおいしい。

そろそろセビリア行きのバスに乗るのにバスターミナルに戻らないと。市バスに乗って、バスターミナルへ。到着後に荷物パッキングした。で、何番乗り場?券売機のヘルプ係のおばさんにきいたら、インフォメーションに行けと。「んだよ?ケチ!」と日本語で言い放ち、別の係のおばさんに聞いたら、おばさん自身の手に14とペンで書いて教えてくれた。グラシアス!

バスの中はかなり暑くて、ホントキツかった。到着間際に入った冷房。遅いよ…。セビリア着。宿はバスターミナル近くに宿取ったはず。バスも早く着いたし。バスターミナルから歩くと、宿の看板発見。チャイム押しても応答なし。ヤバイ。まだ21:30だけど、チェックイン遅かったですかね…。で、ノックしてみたけど、応答ナシ。バスターミナルからの途中にあったバーに助けを求めた。ワケを話したらTELしてくれた。開いてるらしい。そしてわかったのは、自分が行ったのは裏口だった(苦笑)。裏口と思えなかったのは、アルルの宿の入口がこの裏口とよく似てたのと、20時には閉まってしまったから。お店のおじさんが外に出て、こっちから行きなさいと指差して教えてくれた。スミマセン。ダサくて。

確かに大通りに面した表の入口はフツーの一般的なホテルの外観だった。さっきTELで話したreceptionの男性に、「さっきはスミマセン…お騒がせしました」と伝えた。ふぅ。今日高い金出して入浴施設行かなくてヨカッタ!今回の旅2回目の風呂付き宿。入浴剤使える!で自作の行程表では明日メリダ日帰りだったけど、朝7時のバスムリ!と思い、あさってにした。夜行バスの疲れを癒す入浴。極楽。

そういやアルハンブラ宮殿にネコさんたくさんいたな…


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