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ひとり旅日記10年ぶり5回目バンコク③:帰国日にお寺でタイのヨガ体験→食いまくり→スパ→買い物

2014年5/10~14タイ、バンコク③。

いよいよ最終日。妹と来た時はできなかったことをしようと、ガイドブックに載ってたルーシーダットン@ワット・ポー。8:00amからだから、このホテルからだと6:00amに出ないと間に合わない。チェックアウトして、荷物を預けて出発。

早速日本じゃアリエナイ事件。地下鉄スルー事件。降りる二つ前の駅からなんか様子がおかしい感じだった。タイの地下鉄は各駅停車のはずが、降りる駅の一つ前の駅がスルーされた。停まりはしたが、ドアがうまく開かないらしくて運転手は諦めてスルーと決め込んだ模様。日本だったらこれは事件で、TVでも放送されるだろうし、この駅で降りる客も怒るだろう。自分が降りる次の駅も同様だったらどうしようかと思った。特にアナウンスもなく、周りのタイ人も慌ててない。恐らく、マイペンラーイ!=気にするな!の精神だからだろうか…

終点フアランポーン駅に到着。もう7:30過ぎ。

フアランポーン駅は本当に思い出の地で、妹と初めて来た時に泊まった場所。周辺の食堂でカエルの唐揚げ、空芯菜の炒め物、海苔スープに出会った所。鉄道フアランポーン駅からアユタヤやチェンマイに行った。あの頃地下鉄の駅は、バンコクセンターホテル(全然バンコクのセンターにないが)の目の前に駅の出入口はなかったけど、干支一周するとより便利になるもんだね。懐かしさで喉の奥がキュッと苦しくなったけど、今の目的はワット・ポーに向かうこと。

トゥクトゥクのおじさんと値段交渉。400バーツと来たが、地図を見せながら「ここからの距離だと大した距離数じゃないから200にしてよ!遅くとも8時前に着かないと困る云々」言って無理矢理交渉成立させた。

おじさん、ビュンビュン飛ばしてくれた。自分のコンタクトレンズが飛びそうなくらい(苦笑)。乗りながら、ここも妹と行ったな…と思い出しながら涙で目が潤む。あぁ、懐かしい。若かった自分達よ…これからルーシーダットンやるんだから、しっかりしろ、自分。

8時10分前に到着。ルーシーダットンは無料。ワット・ポーの入場料を支払い、ルーシーダットンの場所を探す。全く分からん!掃除のおじさんおばさん達に「タイのヨガどこでやってますか?」と3,4人に聞いてダッシュ。かなり奥のワット・ポーマッサージ学校の近くだった。ほぼジャストに到着。え?観光客の参加者自分ひとりだけなんですか?あとはマッサージ学校の先生方と生徒のみなさん。外国人自分のみ。

ルーシーダットンは前の前に通ってたジムのクラスにあったし、ヨガも定期的にやってるから何とかなるだろうと思ったが、バランスのポーズはなかなか難しかった。30分程度のルーシーダットン。マッサージ学校の朝礼の一環のような感じなのかな?終了後、マッサージ学校のみなさんと写真。ドリンクのお茶を頂いた。

ワット・ポー。ここは初めてタイに来た時に訪れた場所。黄金の特大涅槃像。好きな仏像の一つ。朝早くて、ツアーの団体が来る前に拝ませて頂いた。天気が良くて、仏塔のお花のタイルが眩しかった。タイのお寺はキラキラでテンション上がる。日本の渋いお寺も好きだけど。

ワット・ポーから中心部へは船で戻ることにした。ちょうど来た船に6バーツを支払って乗った。随分安いな~と思ってたら、それもそのはず。対岸に行くだけの船だった。ダッセェ、自分!上り?街行きの船がなかなか来ない…30分くらい待ってようやく乗船。

乗船中、タイ人のおばさんにタイ語で話し掛けられたが、ゴメンナサイ。結構な確率でタイ人に思われてしまうが、タイ語は話せません。話せない自分に?マークのおばさん…英語で「タイ語話せません」と伝えて納得した模様。
係のお兄さんは自分が外国人と知って、サパーンタクシン船着場が近付いたら教えてくれた。ありがとう!

サパーンタクシン駅からサラディーン駅へ。ラライサップ市場に行ってみたいと思って、到着したら、やってるはずの時間なのに市場が出てない。お腹空いたから、近くの屋台村へ。ここも店舗数が少ない。どうして?かなりローカルな屋台村。観光客いないし。選んだお惣菜の数で値段が決まる屋台に決めた。ニューハーフのお兄さんが、「今日は祝日だからお店少ないのよ~」と教えてくれた。4種類の惣菜とライスで60バーツ。200円弱。アサリのチリソース炒めとフクロダケの炒め物が特に美味しかった。

屋台飯では足りず。スカイトレインがあるメインの通りに戻る途中にあった、ヌードル屋へ吸い込まれた(笑)。ここが大当たり!メニューはワンタン麺の汁ありかなしの二つのみ。汁ありワンタン麺にした。オートーコー市場のカニラーメンに近い感じ。この麺も調味料で味を変えては惜しいくらい、良い出汁の薄味の品があるスープ。ランチタイム過ぎの店内の客は自分のみ。目を閉じて味わった。最後の一滴のスープまで。どうしてこんなに自分好みのラーメンなんですか?支払いをし、美味しかった麺に敬意を表して深々とお辞儀。入店時には気が付かなかったが、何かの賞を取った様で、店頭に王冠マークのパネルが飾ってあった。タイ語で読めなくて残念だったが。

駅近くのシーロムコンプレックスへ。ここも初めて入った。地下レストラン街で、大好きなエビ(大好きが多過ぎて困る…)のクンチェーナンプラーが載ってるメニューが目に飛び込んできた!クンチェーナンプラーは、生エビの身を開いたもの(寿司ネタにあるエビみたいな)の上に刻んだニンニク、レモングラス、紫玉ねぎなどの薬味が乗っかてて、ナンプラーがかかってる。エビの甘さに薬味のパンチで、ヤバ過ぎる味。例えお腹壊しても後悔しない一品。最終日は、食の後悔が無い様に、目についたものは片っ端から食べた。

帰国前最後の楽しみはリラクゼーション。アジアハーブアソシエーションへ。今回の旅の冊子に載っていたいくつかのお店と金額、帰国前にシャワー浴びたいけどそれが可能かどうかで絞り込んだ。アロマオイルマッサージとスチームハーバルボール。アロマの香りに癒され、セラピストに全てを任せ、マッサージを受ける。それだけでも十分に身も心もほぐされたが、極めつけはスチームハーバルボール。自社農場のハーブで作ったという。人生初体験。げんこつ2個分くらいの大きさの蒸されたハーバルボールを身体に押し当てられた。嗚呼!こんなに贅沢な気分になってしまうことをお許し下さい…芯まで暖まるハーバルボールよ、素晴らしい体験させてくれてありがとう。髪も身体も洗って、ラーマ9世駅へ戻った。

ホテルに戻る前に、駅のそばのデッカイショッピングモールでお土産買いまくり。ほぼ食料。インスタントタイラーメンが好きなもんで…かさばるが仕方ない。

モールのスーパーで買ったドラムスティック炙りチキンと最後のマンゴー+餅米をピックアップされる前にホテルのロビーで食べた。

バンコク。やっぱり好きだ。妹との楽しい思い出をそのままにしときたくて10年も来られなかったけど、今回ひとりでこんなに楽しいことを、色んな意味でパラダイスなことを知ってしまった。今回で行きたかった所、食べたかった物の全てをカバーできなかったから、また来るよ。離陸する前に滲んだ涙。バンコクが好きだ。槇原敬之は歌ってた「好きなものは好きと言える気持ち抱きしめてたい」と。ジュディマリは歌ってた「思い出はいつもキレイだけどそれだけじゃおなかが空くわ」と。思い出の為に好きなものは犠牲にすべきじゃないし、好きならとことん好きでいいじゃないか!と気付いた旅だった。

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