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拝まないほうがいい神社・石像【前編】

参拝しても意味がない、むしろ参拝しないほうがいい神社というものがあるのだが、あまり話題にならないので、ここで紹介する。


【政治家が自分のために建てた神社】

政治家が自分の繁栄のために、神社を創建するケースがある。
鳥居の額束(がくつか:鳥居の真ん中にある表札)に、「政治家のフルネーム+神社」が書いてある。

私はその神社の名前の主が、悪政ばかりやるロクでもない議員なのを知っていたので、その神社を発見した時は、思わず「うぎゃあ!」と、心の中で叫んでしまった。

本当に悪いことばかりやっている、しょうもない奴なので、神社なんか建てても、何度も何度も週刊文春に記事にされて、テレビでバッシングされている。

最近はおとなしくしているが、遂にはどうなるのか?ちゃんと神罰はくだるのか?
私は、ひそかに注目している。

なので、そんな神社には間違っても参拝してはならない。


【地図にも載っていない 謎の新しい神社】

高層オフィスビル群の横に、地図にも載らない小さな神社が建っていることがある。

商売繁盛や、土地のエネルギーを上げる目的で神社が作られることがある。商売繁盛に関しては、稲荷神社の屋敷神が有名で、この風習は江戸時代から続いている。

都市開発プロジェクトの主導企業や、建設しているスーパーゼネコンらが、霊能者に依頼し、神様の力でプロジェクトを成功させるということは、現代日本でも行われている。

某祈祷寺には、スーパーゼネコンの上層部が、しょっちゅうご祈祷に来ており、私は「あの会社、祈祷部でもあんのかな?」と思っていた。

取締役、専務、部長と、錚々たる面々が十数人来ては「⚪︎⚪︎地区プロジェクトの祈願」をしていたのだが、しっかり効果は出ているようで、同プロジェクトを手がける競合他社は、数々のトラブルに見舞われ、大幅な納期遅れで違約金を払わなくてはいけない状況に追い込まれているのに対し、祈祷している側は、納期内に仕事が終わっている。現場の統率力や頑張りも大きいが、資材の調達などのトラブルに遭わず順調に工事が進むのは、運の力も大きいだろう。

僧侶や霊能者が関与する案件は、建設業だけでなく、小売業でも見かける。470社で働きながら、私はそっちのリサーチもしている。いずれ『スーパーマーケットの怪』という話で、小売業における霊能者の活躍について取り上げようと思っている。


このように、令和の日本でも、政治家や企業が僧侶や霊能者に頼って、願望を成就させるということが行われているのだ。

たまにテレビで見かけるパフォーマーのような霊能者ではない。本物は表に出てこない。
私も、そういう本物の霊能者に出会ったことがあるが、彼女はメディアに名前や顔を晒すようなことは全くしていない。
表に出てこなくても政治家や社長らから、成功報酬として数千万から億単位の大金を受け取っているので、ひっそりタワマンで暮らしていたりする。


本物の霊能力や法力の威力について、
詳しく知りたい方は
大阪大学 人間科学研究科 人間科学専攻 教授
老松克博氏著の下記の書籍をお勧めする。


話を戻すが、日本では、シンガポールや香港のように風水を駆使するのではなく、霊能者に神降ろしをしてもらい神社を創建し、そのご威光で土地のエネルギーを上げるという手段が使われることの方が多い。

例:有名な三越の三囲神社は、繁栄祈願と鬼門除けのために創建された

https://www.mistore.jp/store/nihombashi/column_list_all/nihombashi_history/list08.html

都市開発と同時期に、その地域の氏神様の神社の社殿が建て替えされることもある。
神主が地主で、多額のお金を得たので神社を建て替えたのかもしれないし、ご祈祷の一環で神様との約束したので行っているのかもしれない。真意は部外者にはわからないが、時期が重なるのは、偶然ではないだろう。


土地のエネルギーが上がると、人や会社が集まってきて活気のある街になり、都市開発プロジェクトは成功する。
反対に土地のエネルギーが低いと、なぜか人気が出なかったり、波動の低い人が集まってきて犯罪率が上がるなど、良いことが起こらない。

土地のエネルギーを上げるために作られた目的の神社ならいいが、悪いことが次々と起き続けて土地の評判が悪くなってしまい、テナントが逃げ出したり、マスコミにイメージ低下させられ、負のスパイラルが止まらないといった災厄を封じ込めるために、慌てて建てられた神社というものもある。

この手の神社は、参拝して良いことがあるばかりか、思いもがけず災厄をもらってしまうことがあるので近づかないほうがいい。
境内にヤバいものが棲みついていることがあるからだ。私は知らずに参拝してしまい、ド級の憑き物に悩まされる羽目になった。

その時の話が、こちら。

なので、地図に載っていない新しい神社には気をつけたほうがいい。


霊能者と会社の関係については、鯛夢さんの『ある設計士の忌録』シリーズが面白い。


不運な人を助けるための活動をしています。フィールドワークで現地を訪ね、取材して記事にします。クオリティの高い記事を提供出来るように心がけています。