487社で働いた私の便利な超能力? 『超スーパー空間把握能力』
私は最近は、スーパーマーケットの品出しの仕事にハマっている。
家族と別居してからは、1人で買い出しに行っても
「酒とつまみを買ったら、即・店・出 〆」
という感じで、商品をゆっくり見ていない人間なのである。
でも品出しの仕事をしていると、ゆっくり色々な商品が見れる。売れ筋の商品も把握できるから嬉しい。
例えば、我が家には「サク山チョコ次郎」を買う習慣はなかったのだが、品出しをしていたら人気商品ということがわかり、食べてみたくなった。
さっくさくで、美味しかった!!!
これからは、サク山チョコ次郎と共に人生を歩むことにした。
ドレッシングコーナーで、「インドカレー屋さんの謎ドレッシング」を発見!
「謎なまんまなんかい!」
新商品のカップ麺を見つけた時も嬉しくなる。
このようにスーパーの品出しは、発見が多くて楽しいし、それほど重労働ではないので楽だし、商品の場所を聞かれて案内するとお客さんに大変感謝されるので、いいことがいっぱいなのである。
ただし、たまに地域性と住民の民度とかに気をつけないといけないこともある。
治安が悪い荒んだ地域だと、オラオラ系の客や、店員も、とんでもない下品な悪い奴がいたりするので「働く店舗の所在地」は、気をつけたほうがいい。
これは、マジで"雲泥の差"なのだ。
地域格差というのは、目に見えて存在する。
民度の高い地域は、店員も、お客さんも穏やかなケースが圧倒的に多い。
さて、本題に移ろう。
タイトルの「スーパー空間把握能力」とは何か。
487社で働いている私は、大手チェーン店から、地元密着型の小規模スーパーまで、いろいろなスーパーマーケットで品出しをしてきた。
なので、大体自分の探す商品が、スーパーマーケットの何処に置いてあるのか見当が付くようになった。
たとえば、ジャムは
①パンの近くに置く店舗
②コーヒー、紅茶コーナーの近くに置く店舗
③横脇の棚に置く店舗
というケースが多い。
意外にも、卵の場所は分かりにくかったりする。
チョコレートは、普通のチョコはお菓子コーナー、
カカオ70%等の健康志向のものは、ナッツ類の近くに置いてあったりする。
これがスーパーの店舗内の空間把握能力である。
「ネーミングのまんまやんけ」と思われたかもしれないが、この能力、色々な地域のスーパーマーケットで働くと"拡大サーチ"が出来るようになる。
「スーパー×2 空間把握能力」
もはやスーパーの店内のみならず、広大な地域にまでサーチの心の目を拡大出来る技である。
一種の千里眼かもしれない。
私は、仕事で八王子〜葛西、平井、西新井、蒲田、馬込、世田谷、分倍河原などなど、四方八方、東京のほぼ全域で働いているので、働きながら地域とスーパーの品揃えを、ひっそり研究しているのだ。
一例をあげると、変わった香辛料や、青果売り場の生のハーブ類などは「この地域の店舗には置いていない」と、あたりがつけられるようになる。
そんな小洒落たお品物は、飲食店の多いゾーンや、高級住宅街が多い地域にはあるけど、下町には置いてないよという事はよくある。
例1.「らっきょうはあるけどよ。
エシャレット?そりゃあ、なんじゃい」
例2.ワインとつまみの品揃えの差なんかは、非常にわかりやすい。チーズや、質の高い生ハム類、オリーブなど。
「安い伊藤ハムの生ハムはあるが、成城石井レベルのプロシュートを探しても、この店舗にはないだろう」と早く見切りをつけて、KALDIで探すことにするとか、都会に繰り出した時に買おうと計画を立てられるので、行動に無駄が無くなる。
例3.日本酒のちょっと高級なやつも、エリアによって品揃えの差が激しすぎる。(中目黒の店舗にはあるが、蒲田の郊外の店舗には無いとか)
いいお酒が飲みたかったのに、月桂冠と鬼ころししかないとか、絶望する。(大きい瓶のは種類があるが、小さいお酒は元々少なめ)
例4.お菓子にも差がある。豊洲や自由が丘の普通のスーパーには、輸入品のお菓子がKALDIのように置いてあった。
例5.スーパーの中のベーカリーのパンの質は、かなり差がある。値段が数十円しか違わないのに、素材と味、腹持ちの差は、とても大きかったりする。
引越しの際には、近くのスーパーも下見しておくことをお勧めする。
日用品が高すぎると大変不便する。お茶の2ℓペットボトルが380円で売られているスーパーも未だに存在する。
ほとんど買いに行かなかったな。
反対に、激安店は野菜の鮮度が悪すぎるとか、価格の割にお惣菜が残念すぎるとか、洒落たクラフトビールなんか置いてないとか、かなりの差があったりする。
バランスよく揃っているスーパーが近くに数店舗あれば、不自由しないこと確実である。
◾️私の好きなスーパーマーケット◾️
イオン系なのに、高級気分が味わえる「ヴィルマルシェ青山」
美味しそうなお惣菜やパンが充実。だいたい、庶民価格。
※ここで働いたことはない
不運な人を助けるための活動をしています。フィールドワークで現地を訪ね、取材して記事にします。クオリティの高い記事を提供出来るように心がけています。