プログラミングを好きになってほしいのです
今回の記事では、私が「キッチンでプログラミング」を書くに至った経緯を紹介します。
私が子供のころに受けた教育はいわゆる詰込み型教育でした。そして、私はただ覚えることが得意なだけで考える力もないにもかかわらず自分は勉強ができると信じていました。今考えると本当に恥ずかしいかぎりです。
最近考えていることは、学校で教える内容をもっと変えてもいいんじゃないかということです。時代が変化しても変えてはいけないものももちろんありますが、新しい内容を追加するだけでは学習内容が増えすぎて教師の方々も子供たちも大変だと思うのです。
例えば、算数の計算問題などはできるに越したことはないけど、今は電卓があるのだから計算の仕方の基本さえ押さえておけば、あとは電卓の使い方を覚える方が簡単だと思うのです。私は小学生の時そろばん教室に通いましたが、今仕事でそろばんを使っている企業なんてないですよね。
もちろん理論は大切ですが、時代にあった道具を使いこなすことも大切です。そろばんも電卓もコンピュータも道具です。ただコンピュータはちょっと使い方が難しい道具ですね。
大学ではコンピュータについて学びましたが、今となってはあまり役に立っていません。というのも、コンピュータの進歩が速すぎて学校で学んだことは時代遅れになってしまったからです。しかし、プログラミングを学んだことはとてもよかったと思います。
プログラミングを覚えるととっても便利なんですよね。例えば、Microsoft Officeシリーズに搭載されているVBAというプログラミング言語を使うと、Excelの処理を自動化したりすることができます。最近はPythonでExcelの処理をさせるのがはやっているみたいです。私は怠け者なので、楽をするためには努力を惜しまないみたいなところがあって、プログラミングが大好きです。
以前はエンジニアとかゲームを作りたい人くらいしかプログラミングなんて必要ないと思っていましたが、2020年から小学校でのプログラミング教育が必修化されました。もちろん、小学校で通常のプログラミング言語を学ぶわけではないし、プログラミング教育の目的は創造力や論理的思考能力を養うという、これからの世界を生き抜くために必要な能力を身に着けることにあります。
それにしてはプログラミングの勉強にさく時間が少ないと思うのです。他にも教えないといけないことはたくさんあるのでしょう。しかし、プログラミングを学習することによって得られる能力は単発的な授業で習得することはできないと思います。そこで、家庭でプログラミングの基礎が学べるようにと思って「キッチンでプログラミング」を書きました。
最初、「親子で楽しむ台所プログラミング」と題して、実際に料理を作りながらフローチャート(流れ図)を書いて勉強するというのを作ったのですが、私の力不足でお蔵入りしてしまいました。
そこで、この度、読み物としてリニューアルしました。ご家族で読んでいただけたら幸いです。
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