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ちゃんと学校に通っている子どもと家庭をもっと褒めてあげるべきじゃないかな

僕が行っているプログラミング教室でも「学校に行けてない子達」がいます。
現在54名在籍しており、うち3名がそうした課題を抱えていました。

約5.5%と結構な割合なんですよね。

で、2023年の全国での不登校割合は

小学校 81,498人(1.30%)
中学校 163,442人(5.00%)

全国の割合と近い数字になっておりました。

本音で話すと大人が楽な方を選んでる気がします

というとかなり今の時代「パワハラじゃない」「共感が足りない」「人権をなんだと思っている」などの不適切認定を受けてしまいそうですが、ぶっちゃけ子供に寄り添い過ぎのケースが目立つんですよね。

もちろん、家庭の事情や不遇な環境というケースもあるでしょうがそのケースは別問題。
あくまで、家庭の経済環境も苦しくなく身体には特に不自由がない子の不登校です。

いじめの問題や適応への問題などあるとは思います。
だから「学校行かなくてもいいよ」は多分、大人が楽なんですよ。

ここでいう大人は「保護者」「教師」「行政」です。

大人になればなるほど「問題の質」は上がります。
・赤ちゃんが立ち上がるのが遅い問題
・幼児がしゃべりだすのが遅い問題
・保育園でみんなと集団行動が出来ない問題
・小学校で勉強の理解が出来ない問題

問題の質は大人になればなるほどレベルが上がり、過去の問題は「そんなこともあったよね アハハ」で終わる話なのですが、
「学校に行かないという選択は乗り越える問題の放棄」であり、問題がずっと問題であり続ける原因だと思っています。

中学1年生の不登校児に漢字でGOという読み書きサイトをさせたときに、小学4年生がクリアできるステージも厳しかったのを見て差を感じたときもありました。

学校教育と同等の経験ができれば全然OK

「100%学校に行け!」とは思ってません。学校と同じ経験が出来る別の施設や塾があればそこに通えば良いと思ってます。

今後大人になり、自立した個人になるためには最低限の教育は絶対必要なのでそれができれば。

それに人間関係の構築や人との接し方、しゃべり方など部屋に1人で居ては習得できないことも学べれば学校じゃなくても全然いいです。

で、思うのはちゃんと学校に通っている子供達をもっと褒めて欲しいという事

不登校について掘り下げたいわけじゃなくて、今回のテーマは「ちゃんと学校に通っている子供達」そして「その家庭」をもっと褒めてあげる社会にならないかなと思ったところです。

ちゃんと通えている子たちが努力しないで通えているかというとそうじゃないんですよね。
・朝は眠いけどちゃんと起きる
・勉強も好きじゃないけどちゃんと宿題する
・人付き合い得意じゃないけどちゃんと学校にいく

みんなそれぞれ得意不得意、好き嫌いがあるけど頑張って学校に行ってるんですよね。

「不登校児が学校に行けた!すごい!頑張ったね」

ちゃんと通えている子達はそんなこと言われません。
只々当たり前のように学校に行って、授業を受けて、学校社会を乗り切ってます。

そしてそれは家庭のサポート、保護者の努力もあるはずです。
起きない子供達を叩き起こしてしっかり朝食を食べさせて「いってらっしゃーい」と送り出す。そして仕事を終えて家事を行い、学校にちゃんと行かせる準備をして一日を終える。

不登校が問題になればなるほどちゃんと通っている子たちが窮屈になることだけは避けないと

問題が大きくなるにつれて対策への予算が増えていくと思われます。
実際に社会問題になってきてますのでさらにこの流れは加速すると思います。

その予算の煽りをどこが食らうのか?
多分、普通に通っている子供たちにいくんじゃないかと思います。

学級経営に割かれる予算が不登校児支援や特別支援に流れていくのではと懸念しております。

ちゃんと学校に通っている子供とその保護者が闇落ちせずにモチベーション上げ続ける方がいいのでは 

夫婦とも働きでなかなかしんどい時代。
そんな中でも少子化社会に貢献している家庭としんどくてもしっかりと教育を受けて成長している子供たちが「なんで俺たちこんなにしんどいのに褒められないの」とならない取り組みがあっても良いなと思います。

そこは金銭的なインセンティブだと分断を生むので、公的なサービスの割引とか名誉の付与でも良いと思うんです。

とにかく「みんな頑張ってるよ!ちゃんと見てるよ」という社会からのメッセージみたいな。


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