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真理子のリアル人生劇場第7話〜強く愛されたい〜でも愛って・・・〜

ふと思う。

“愛する人に愛されて家庭を持つ”
ずっとそれだけが願いだったあたし。

でもそれは今まであたしには手に入らなかった・・・

愛した人とは結婚できず。或いは愛したと思った人との離婚。
そして全然愛せない人との結婚。

何で上手くいかないのかなって思った・・・

そもそも愛ってなんなの?

社会性の低いあたしは精神年齢は幼稚だったが深い思考癖のせいで答えの知りたがりなのだ。

最愛の(と思っていた)人との別れについてや、元夫との離婚について何年経とうがあたしの中で納得いくまで考え続けた。

愛を求めて・・・何よりも求めて・・・結果、愛する人のいない日々ばかり。
でもあたしはどんなものが愛だと思っていたのか・・・。

若い頃、とにかく身も心もぎゅっと強く抱きしめて欲しかった、もちろん愛してる人にね。

それは分かりやすく熱い愛情表現。

強く深く愛されたかった。

静かで、探せばその愛の片鱗をみつけられるかもしれないような愛ではただただ寂しかった。

でもその後の人生をみてもそんな熱い愛し方をしてくれたのは14年付き合ったMだけだった・・・そしてMとは結婚できず、その後は愛を求めて心が彷徨うばかり。

あたしの求める愛はそんなに難しいものなの?

日常生活の中に埋め込まれているかもしれない小さな宝探しゲームのような夫婦愛もあたしには不安のが大きい。

ああ、あたしは親が子を愛するような深い愛と、めちゃめちゃ好きな女を愛する男の情愛とが合わさったような愛が欲しかったんだなと思う、今まで。

“俺はお前の望むものを与えてあげられない“

元夫Kの言葉の意味が今ならわかる・・・そしてそれが多くの男の代弁とも言える事も。

あたしはあたしにとって最高の愛が欲しかっただけなのだ。

そんなもの、あたしだって誰かに求められたら応えられないわ。

偶然にも初めて愛したMがあたしにとって最高だった為に 
その後もMと同じものを相手に求めてしまっていたんだろう。

お互いに理解し合って、認め合って、相手の夢を応援し、助け合い、抱きしめ合う・・・何て理想的で非現実的で稀有な愛だろう。

自分が求めているものがわかった時 あたしは この世に存在するかもしれないソウルメイトと出会える奇跡的な事はもうないだろうと思った。

だからと言ってひとりより誰かがいた方がいい・・とはあたしは思えない。

2度の結婚の経験から、あたしは一緒にいたいと思う人としか暮らしたくないし、そもそもひとりが好きなんだと再認識したのだった。

ひとりのコーヒータイム ひとりで好きなものを食べるランチ ひとりの散歩 ひとりのネット動画鑑賞 ひとりで創作する仕事 ああ何て楽しい事だろう♪

たまに友達に会うのもいいし 趣味の合う仲間とおしゃべりもいい・・・でも基本はひとりがいい。

もう今のあたしは男の愛がなくても生きていけるし、あたしも愛する事はない(多分ね)

そしてあたしはあたし自身を愛してこなかったと気づいたのは2度も結婚して息子が成人してから。

愛を求めてもがきながら生きてきて、何ひとつこの手で掴む事はできなかった無力さを知った時、あたしは・・求めるのではなくて あたしが生まれてきたこの世であたしらしさですべき事を自分に問うた。

そこには、小さな頃から好きだったもの作りがあった。

ずっと 器用だねと言われ続けてきたけれど家族の為の家事にしか使われなかったあたしの手。

この手であたしの好きな美しいものを作り出して世に出したい・・・こんな年になってしまったけど ・・・でもこんな年になるまでわからなかった・・求めるものを得られない無力さと与えられたものを生かすという事を。

こんな話をしていると2度目の結婚も離婚したみたいだけど離婚してない、してないどころか20年結婚してる、でも結局、愛せなかったし、いつか離婚する可能性高い。

その結婚生活の話はたくさんあるから今後の語りの中で所々に差し込むかガッツリ語る回を作るかは思案中^ ^

離婚あるなら3年後位かな〜って言いつつどうなるかあたしもわからない・・・だってもうあたしは心の中では離婚しちゃってるし、実際の同居生活を解消するにはひとつ問題があって・・それは息子の事。

息子・・・この存在があたしにもたらしたものは神のみわざのように、あたしがこの世で求めてきたもの“愛”というものへの答えだったかもしれない。

どんな男達からも知る事のできなかった“究極の愛”への気づき。

そんな息子の話は実は語るのはとても苦しい事なので気持ちを強くを持てた時に語りたい

次回に続く

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