【ビジョンポエム】風が来た
「ビジョンポエム」とは
「ビジョンポエム」とは、なごみが提案するサービス及びその作品です。
セッションを行い、なりたい自分や叶えたい夢を潜在意識から浮かび上がらせ、あなたの本当の望みを明確にします。
そして、それを実現した未来の自分や世界を、詩とイラストで感性豊かに視覚化し先取り体験できます。
さらに、その作品を身近に置いていただくことで夢の実現をサポートします。
あなたの夢にカタチをあたえ創造しましょう。
《KSさんの場合》
おっとりした関西弁に、少しはにかんだような控えめな笑顔が可憐な彼女。しかしその穏やかな口調に反して、彼女から語られるのは冒険譚とも言えるような海外旅行にまつわるエピソード数々だ。
彼女の話が始まれば、私たちはただただ言葉にならない感嘆の声をあげて聞き入るばかり。それでも彼女の様子は変わらない。そんなに喜んでくれるなら、とポケットからアメでも出すかのように、「それやったらこんなんもありますよ。」
と、こともなげに次々にエピソードを取り出す。
そのダイナミックな内容とは裏腹に、ふと注目を集めている自分に気づいて、またはにかんで見せる笑顔がかわいらしい。
思いやりがあって繊細で少女のように可憐でありながら、マイペースで大胆な行動力と自由を求める少年のような冒険心も併せ持っている。とてもチャーミングで魅力的な女性だ。
ポエムを書くにあたって、これまでのキャリアや、現在の社会状況と併せて先の見えにくい自分の今とこれから、そして、悩みや思い描く夢について聞いていくうち、私はふとこんな風に感じた。
なんだか少し人間社会が窮屈そうだ。彼女には、もっと広い世界が似合っているような気がする。今はたまたま、人間のスケール(たとえば会社員として生活するというような)にあわせているけれど、時々おもいっきり手足を伸ばして深呼吸したくなるのではないか、と。でも、優しくて人が好きだから
「ここはちょっと狭いよ。」
とは言わずにみんなの側にいる。その存在のあたたかさに惹かれて周囲に人々が集まる。彼らと一緒に過ごすことは楽しい。けれど、時々無性に自由に憧れる。
私はいつの間にか、大きくて繊細で心優しい鳥獣をイメージしていた。白くてふかふかで暖かい羽根。人の家に住めなくはないけれど、思い切り翼を広げることはできない。
優しく温かく人々と交流する生活を愛しながらも、広々とした空をのびのびと大きく羽根を広げて飛ぶことを静かに夢想している。その内から溢れる躍動のまま心地よく羽ばたく夢を。
彼女が彼女の本質に従ってイキイキと生きるとき、彼女の喜びが人々にも喜びをもたらすだろう。
きっと彼女の魂は普通の人間より大きいのだ。
ところで、フーリンはアイヌの伝承に登場する巨鳥の名前だ。残念ながら人々と仲良く暮らした巨鳥の神話や伝説は見当たらなかったけれど、比較的人間の近くで生活していたということだったので、名前をつかわせてもらった。
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