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帰巣本能のまま焼くキッシュ


タイトルに明確に料理名が出たのいつぶりだよ!とセルフツッコミしながら綴ります、お久しぶりに料理の記録です。

料理は冒険だ。美味しくなるかも?こうしたら面白くね?みたいなことの繰り返しが常だ。しかしながら、絶対的なものに帰りたくなることがある。これはいわゆる、動物の本能だ。今回は久しぶりに本能に従うことにする。


王道に帰る

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ほうれん草×ベーコンって結婚してるのかな。そういう感じでええ?そういう感じで進めてきますよ。もうこのふたりスーパーでも隣に配置しなよ。売れるぜきっと。

ということで、久しぶりにほうれん草とベーコンのキッシュを焼きます。ここんとこレシピと工程が確立しつつあるので、キッシュ備忘録としても残しておこうと思う。

作業の順番おかしくなってるけど、とりあえずご両人は炒めておきますね。ベーコンをじっくり温めて、焼き目が軽くついたらほうれん草を投入。ベーコンの油を纏わせながら炒める。

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パートブリゼを仕込む

材料はこんな感じ。小麦粉にバターと水のシンプル配合やオイルを使うタイプなど様々だが、ここ最近はこれに落ち着いた。

生地
強力粉 120g
冷えたバター 50g
塩ひとつまみ
卵黄 1個
冷水 大さじ1

まずは手でバターと粉を擦り合わせる。

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今日はバターと粉をフープロでガーします。卵黄入れて攪拌、水は様子を見つつガー。フープロでやれると知ったのは ancoちゃんがフープロでガーしてたから。noteには有益な情報が多い。


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ここんとこフープロ研究で色んなレシピで回してるけど、まとまらないタイプがわかってきた。いつも作ってるキッシュのこのレシピは不向きっぽい。バターを粉と擦り合わせる作業まではいいんだけど、そのあと結局ボウルに戻した。

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冷蔵庫で少し寝かして、気休め程度に三つ折りで数回折り込みして、のす。そんで冷蔵庫でまた寝かす。

冷やし終わった生地を手早く型に敷き込む。キッシュはタルトより適当にやっても大丈夫。

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12〜15分空焼き。ちょっと浮いてきたので途中でお皿を置いた。重石洗うのめんどくさいのでここんとこ使ってないな。

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この空焼き時に同時進行でキッシュ液を作っていく。その時に卵液を少し拝借し生地の表面にハケで塗ったらまたオーブンに戻して5程度分焼く。卵液で層を作ることでキッシュ液が染みることなくサクサク生地を保てるし、ふちの焼き目が美しくなるので毎回この一手間は必ずかけてる。

ちなみにアパレイユは全卵2個に生クリームを70ml程度加えて塩胡椒。生クリームの量はあんまり決めてない。

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ではでは、具を入れてキッシュ液を注ぎ込み、チーズをた〜〜っぷり。220℃に予熱されたオーブンへGO。25分から30分くらいかな。好みの焼き目になるまで。


焼き立ての膨らみ方にいつもビビる

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ずっと聞きたかったんだけど、キッシュって焼き立てこんなだよね?私だけじゃないよね??どのレシピにもこの状態のキッシュの写真載ってないんだよな。「焼き立ては膨らんでますが、冷ますと縮むのでご安心を」って書いてあるの見たことないんだもん。この際だからnoteでみんなに確認だ。みんなの家のキッシュも産まれたてはドーム型になってますかー!!!?

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まーものの10分か20分ほどでこんなええ感じに落ち着いてくれるんだからもう。人騒がせな子だわぁ(お前がな)。


完成

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ほうれん草とベーコンのキッシュ。もはや定型文に聴こえてくるような安定感。ここに帰ってきたくなるんだよなあ。

冷めたら6等分にします。

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うん、やっぱり間違いない組み合わせは言うまでもなく美味い。ちなみにこれは個人的な意見だが、ベーコンは厚切りを使うことが絶対条件、ほうれん草は一袋丸々使った方がいい。すげえ減るから。

ついでに本能のまま話を進めますが、この白いお皿、超絶可愛くないですか……?(突然)

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つい先日お迎えしました。

何を隠そう、my new gearです

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aritajapanのプレート、規則的な縁取りとマットな質感がたまらない。この皿を使うためにキッシュ焼いたと言っても過言ではない。シンプルかつ繊細なデザインでこのサイズ感の白プレートをずっとずっと探していたんだけど、ようやく出会えた。和菓子にも洋菓子にも使えそうで楽しみ。

パウンドケーキとかガトーショコラとかたい焼きとかいちご大福とか、色々乗せたいなあ。おニューのお皿ゲットすると料理欲掻き立てられる。


帰巣本能に従順に

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noteには新しい発見がたくさんある。面白い食材の組み合わせや、新しい料理など様々な発見だ。

でも私はやっぱり「絶対美味しい」に弱い。

だっていちごとカスタードは必ず美味しいし、大葉と梅はなぜだか気が合うし、アスパラとベーコンに至ってはなんか切っても切れない縁を醸し出してくるし。絶対美味しいの組み合わせは、いつでも私たちを迎えてくれる。今後も冒険の道を行きつつも、先人たちが見つけてくれた「絶対美味しい」にちょくちょく甘えながら生きていこう、なんて思うのだ。


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