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薬機法を守って「香り」を表現する方法|癒し、リフレッシュをどう使う?

化粧品の香りに癒されることがよくあるのですが、PR投稿など広告になる投稿で「香りに癒されました」と書くと薬機法違反になる可能性があるのが悩みどころ。

香りにの表現で薬機法でNGと言われやすいのが

  • 癒し

  • リラックス

  • リフレッシュ

この3つの言葉。

でも、実はこの言葉を使ったら絶対にダメというわけではありません。

薬機法に違反しないように香りの癒し効果を書く時の表現の具体例や、NG表現にしないためのポイントをまとめました。

【OK例】「癒しの香り」の言い換え方

  • アロマの香りでリフレッシュ

  • リラックスタイムに

  • 忙しい毎日に癒しのひとときを

○ポイント

身体的・精神的な不調やトラブルを治したり改善させるような表現をしないのがOK表現のポイント。
どんなシチュエーションで使いたいか、香りによってどんな空間を演出できたかを書くのがおすすめ。

○リフレッシュ、リラックス、癒しを使わない書き方

  • ホッとする香り

  • ・気分がほぐれるような香り

  • ・幸せな気持ちになる香り

などの表現だと、癒しやリラックスを使わずに似たような感想が伝わります。

【NG例】こんな書き方は薬機法違反の可能性が

ストレスをリフレッシュ
・心も体もリラックスできる
・疲れが癒される

身体的・精神的なトラブルに作用しそうな表現は薬機法違反になるので避けましょう。

「癒し」がダメなのは、治癒・回復表現が化粧品ではNGだから

粧工連のガイドラインでは、治癒や回復をイメージするような表現は良くないとされています。

「香りに癒される」「リラックスできる香り」などの表現が修正されやすいのはこれが理由かと思います。

リラックスは体への作用、リフレッシュは気持ちへの作用をイメージしやすいという理由で、化粧品の表現では避けた方がいいとされています。

「アロマテラピー」という言葉にも注意

癒しの香りといえばアロマテラピー(セラピー)が有名ですが、テラピー(セラピー)には治癒や回復という意味があるため化粧品では基本的に使えない表現です。

国内大手化粧品メーカーさんの表現をピックアップ

国内の大手メーカーさんの化粧品広告で使われている香りの表現から、癒されるようなイメージがわく表現を集めてみました。

  • 心が透き通っていくような心地良い香り

  • 安らぎ感あふれる香り

  • リラックスしたひとときに

  • くつろぎ感を演出

  • 気持ちを晴れやかに

  • 心をときほぐす香り

  • 幸せを呼ぶ香り

  • 森林浴のようなリラックス感のある香り

  • 多幸感に満ちた香り

癒されるという直球の言葉がなくても、使うのが楽しみになる言葉使いがさすがですね。コピーライターさんってすごい。

この記事をまとめるにあたり、参考にさせていただきました。
https://bentenmarket.com/blogs/cosmetics-yakki-relax-refresh
https://www.bci.co.jp/netkeizai/serial/292
https://yakujihou-marketing.net/archives/3684

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