見出し画像

背骨から眠りと恋を観てみると

 背骨というのは椎骨ともいい、頚椎が1番から7番、胸椎が1番から12番、腰椎が1番から5番、仙椎が癒合していますが1番から5番、しっぽの名残であるといわれる尾椎が3~5つ癒合し尾骨となります。

 この椎骨、背骨というものはいろんな動きをします。よく背骨がゆがんでいますねとか、いうのはこの椎骨の動きが異常であることを指すのだと思います。思いますというのは、このゆがみという言葉の使い方や言葉のイメージは人それぞれですので、なんとも言い難いからです。ちなみに愛光流ではあなたは背骨がゆがんでいますね、と言うことはほとんどありません。

 とにかく背骨の配列がよくなくて、その動きが過剰だったり不十分だったりすることで好ましくない状態であることがゆがんでいる、ということなのかな?と思います。

 ぼくも整体操法をするときは背骨をひとつひとつ観察していくのですが、この背骨の動きにもひとりひとり、そのひとつひとつに特徴があるものなのです。

 

たとえば背骨が上に行きやすい、背骨が上を向きやすい人がいます。

こういった人の特徴として眠くなりやすいというのがあります。

背骨が上に向いている人は他の人に比べて睡眠がたいへん重要です。睡眠時間もそうですし、睡眠の質もそうです。どちらもこの背骨が上を向いている人にとっては重要なのです。

もし背骨が上を向いている人が寝不足だったとしましょう。そのときはほとんど戦力になりません。生あくびをしてなんとなくボーっとしています。話しかけても生返事です。いよいよになってくると頭が痛いと言いだします。ただ単に睡眠不足であるだけなのにも関わらず、です。

そもそも背骨が上に行きやすいという人もいますが、そうではない人でも長時間本を読んだとか、パソコンの打ち込み作業を長時間したとか、とてもとても普段の自分ではあり得ないくらい頭を使って物事を考えたとか。
そういった場合には背骨が上を向きやすくなります。

もし、近くに受験生がいたとしたら背骨を観察してみてください。普通の人に比べて背骨が上に向いているはずです。そうでない受験生がいたとしたら、いいにつけ悪いにつけ余裕があるのでしょうね。


さて、背骨が上に行きやすいとか背骨が上を向いているというお話をしました。じゃあ下向きもですね。

背骨が下を向きやすい人は恋をしやすい人です。
人間は恋をすると背骨が下を向いてきます。ですので、そもそも背骨が下を向きやすい人は恋をしやすい人といえます。恋をしやすいからというわけでもないでしょうが、恋多き人であるともいえます。

これを逆説的に考えますと恋をしている人は背骨が下を向いているといえます。
ということは、ご自分の恋人、もしくはフィアンセの背骨が下を向いていないとなるとどうでしょう?あなたは恋人やフィアンセからATMと思われているかもしれませんね。

背骨が下を向いているとはいうもののすべての骨がそうである、とは限りません。ある特定の背骨が下を向いているときは恋をしているととくに考えます。

ある背骨が下を向いている場合には愛しているとか。愛しすぎて憎いとか。食べ物の好き嫌い的に好きだとか。

ATMもイヤですが食べ物と同列なのもどうかと思いますね。せっかくできた恋人からアイスクリームやタピオカと同じような扱いを受けるなんて。アイスクリームとタピオカ相手に争うのもいかがなものでしょう?勝てるのかな?負けたらどうしよう?といった感じです。


他に背骨は左右に動いたり、捻れたり、飛び出したり引っ込んだりします。それぞれに特徴があり、得意な方向があります。これを整体では体癖といいます。

背骨の動きや傾きをそれらしいように導くことはその背骨がその人らしい性質を伴い現すことにつながります。

その人がその人らしくない状態が異常なのかもしれません。常でない状態、異なった状態が異常です。


背骨を観察してみることでいろんなことがわかるかもしれません。
でも背骨は後ろについていますので自分で自分の骨を確認することはできません。
ですので、われわれのような専門家を上手に利用されることをおすすめ致します。


本日もお読みいただき、ありがとうございます。


読んでくださってありがとうございます。とてもうれしいです。