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暑さを克服するラジエター

日に日に気温が高くなってきました。
最近のニュースでも天候の話題、気温の話題が多いです。
それに伴うエアコンの使用、電気料金の話題、円安、毎日がこのようなラインナップで適いません。暑くもならないといけませんが、最近の酷暑は困る。暑くなると身体に変化が起きるのは当然のことです。


暑くなってきますと、人間の体内にある熱エネルギーを外に放出して
熱エネルギーを下げようとします。エネルギーは高きから低きへと流れるという法則がありますから、身体内部よりも外気温が低いと熱は外へ放出されます。
しかし気温が上がってきますと、外に熱エネルギーがありますから、身体内の熱エネルギーが外へと放出しにくくなります。そうなると困りますから身体はなるべく身体内部の熱を放出し、冷やしたいわけです。

最近では36℃とか37℃とか人間の体温に近いくらいに気温が上昇しますから、体内温度も外気温の影響で上昇します。
ですから、熱エネルギーを下げようとするわけです。

そのはたらきをするのが腎臓ですが、腎臓が疲れてくると、この熱の放出機能がうまくはたらかない。そうすると、身体がクールダウンできなくなります。

クールダウンできませんから、何とか身体をクールダウンしようと今度は心臓に負担がかかるようになります。
心臓は心拍数を上げて、血液をどんどん勢いよく流すことで、何とか熱エネルギーを放散させようとします。血液の流れを早くして、血液をどんどん流すことで、その勢いで熱エネルギーを体外へ放出させようと心臓はがんばっています。

心臓はいつも以上の仕事を任され、過剰にはたらいている状態です。
心臓は休むことのない臓器ですから、できることなら悠々綽綽と仕事をしていてほしい。
心臓が過労で疲れてくると、私たちが困るのです。一時でも心臓が「ちょっとだけ休憩します」となると私たちの命は即座に消えてしまいます。心停止の状態がいかに危険かということです。
ですので、心臓の労働環境はできるだけホワイトにしたい。もともと働き詰めでブラックな部分を担当してくれる心臓には、できるだけ楽々と仕事をしていてほしいと思います。

人間の身体において、腎臓はラジエターの役割をしていますが、もうひとつ ラジエターの役割をしている部分があります。

どこだと思われますか?


それは肩です。
肩が上下に動かなくなりますと、血圧は急上昇します。
肩がうまく動かない人は、血圧が上がってきます。
血圧が高い人に肩こりの人が多いのかどうか、そういったデータがあるのかどうかわかりませんが、肩こりはほとんどの方々がお持ちでしょうから、血圧が高い人も多くなるのは頷けます。
肩こり自体が主観的症状な場合も多いので、何とも言えません。
しかし、ストレスの多い現代人が肩こり、高血圧になるのも環境的因子から考えてもそれはそうだろうという所です。

肩の異常の代表的なものとして、四十肩や五十肩がありますが、四十肩五十肩の原因は血のにごりであることが多いです。
ということは、四十肩や五十肩でお悩みの方は血のにごりをどうにかしないと、なかなか戻らない。
湿布を張ったり、おクスリを飲んだり、注射をしてもあまり効果が続かないのは血液のにごりが改善されていないためです。
肩の異常が血液の異常と関係しているなんて、整体をあまりご存じない方は考えないことです。

肩に異常を持つ人はたくさんいらっしゃいますが、人間のラジエター機能の故障と考えると、これから夏に向けての季節においては、肩だけではなく、腎臓も一緒にお手当てしないといけません。

2024年の夏が酷暑になるかどうかわかりませんが、気温が高くなればなるほど、四十肩や五十肩、肩こりなど肩の異常を訴える方が増えてくるような氣がします。

みなさまにおかれましては、今のうちから腎臓のお手当てをなさって、夏の肩の異常を避けるようにしてください。


今回の動画では、整体操法現場で使用する操法布団のシーツを交換しています。使用済みのシーツを洗濯できるように、新しいシーツをアイロンをかけて、操法布団に設置する。
こういった日常のことも、楽しく快を持って尽くしたいと思います。


読んでくださってありがとうございます。とてもうれしいです。