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夏は未だ過ぎず

松江市某所で見つけたノウゼンカズラ。

もう9月というのに花をつけていました。
暑いのもわかる。
ようやっと秋の様相をしてきましたが、朝晩の冷え込みを感じられるようになってきたこと、日中に時折吹く風が心地よくなってきました。
日陰、木陰のありがたみがよくわかる。心地よさを肌に感じるようになりました。
それでもノウゼンカズラが咲いているということは、まだまだ夏は去っていない。どちらかというと夏が最後に暴れているといったところでしょうか。

ノウゼンカズラの花期は7-8月で、夏の季語とされています。夏を現わすためにノウゼンカズラを用います。

やっぱりまだまだ夏なんだなと思うわけです。

夏の終わり。
これまで拡大・拡張し続けていたものが急停止し、勢いあるものにブレーキをかける季節。作物の収穫の季節でもありますが、それは同時にそれ以上の成長を停止させる意味合いがあります。

無理をしてきたものは急激に勢いをなくしていく。急な速度低下、急な方向転換を強いられる季節でもあります。

収穫の時期でもありますから、美味しいものが食べられる季節でもある。

たとえばランチョンマットいっぱいのお皿。
みなさんなら、こちらにどのような秋の食材を盛りつけますか?

だから、まだ夏だってば。



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