症状別に観る男女の違い

 男女の違いというのは目に見えない部分にも潜んでいます。整体をしていくうえで、身体を観て行くうえで男女の違いというのは避けては通れない道なのです。同じ症状でも観るべきところが違うのです。

 性別による違いというものをあまり言うとハラスメントのように言われるようになってしまった世の中ですが、お身体を拝見していても性別による違いというものがあることは否定できないことだなと思います。

 だからといって男がどうとか、女がどうとか言うつもりはありませんし、ただただお身体を拝見していて思うことですので、悪気も何もないということだけご承知ください。

同じ症状でも男女は違う

 眠れないという症状があります。食べられないという症状があります。睡眠や食事というと健康を考えていくうえで外せないことであることは異論がなかろうかと思います。いい睡眠やいい食事。健康には欠かせません。

 眠れないとか眠くて眠くて仕方がないという睡眠の問題。食べたいのに食べられないとか食欲がわかないといった食事の問題。寝ないと明日の活動に不都合をもたらす。食べておかないと力が出ない。困りますよね。無理にでも眠ったり食べたりしておかないと。

 整体にはそういった方もお越しになられます。腰が痛いとか肩が痛いという症状で来られた方もお話を聞いていくと睡眠や食事の問題をお話してくださいます。

眠れない、食べられない男性

 このようなご相談を男性がするのか?女性がするのか?によってまったく内容は違ってきます。

 まず男性が眠れないという場合、頸の異常を考えます。頸に何か問題でもあるのではないか?仕事か何かで悩みを抱えているのではないか?極度のプレッシャーを受けたり感じたりする状況下にいるのではないか?朝起きたときに何かしらの異常を抱えているのではないか?などなど・・・頸の問題を考えます。


 男性が食べられないという場合も過度のプレッシャーとかも考えますが、基本的には胃の異常を疑います。食べた後で胸やけがするのではないか?ごはんの時間が近づくと胃が痛くなるのではないか?などなど・・・。

眠れない、食べられない女性

 一方、女性の場合は眠れないとかいつまでも寝てしまうという訴えがあった場合、も考えますが、その前にいったん子宮の問題を考えます。生理痛があるのではないか?生理の周期に異常があるのではないか?出血に問題があるのではないか?などなど・・・です。

 女性の場合、食べられないというような問題も子宮をまず考えます。生理の問題で食べられないとか食べ過ぎてしまうということが多々あるからです。

違いに対する理解が大事

 男性の場合だと頸だとか胃の改善を目標にするといいのですが、女性の場合ですと子宮や生理の問題に着手しないと、改善効果が乏しくなります。

 このように社会的な男女差はなくなってきていると思うのですが、身体的、生理的な違いというのはどこまでいっても存在するのだと思います。痛いところをそのままの男性といったん子宮を経過する女性。とても同じようには思えません。

 このような違いを根本的に理解することから男女の違いに対する理解が生まれ、結果的に男女差がなくなっていくことにつながると思います。


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