立春過ぎたのにどうして寒いんだろうか?
立春を迎えて、ようやく雪が降るという鳥取県琴浦町ですが、昨日夕方あたりから降り出した雪。今朝になってみてみると、思ったよりも積もってなかったですね。
昨夜のほうが多かったです。夜のうちにとけたのかな?
いまはみぞれのようなものが降っています。
パラパラパラパラと音が聴こえる。
2月4日は立春ということですから、6日の今日は暦の上では、もう春です。
とはいうものの、一年中で一番寒いのは2月ではないか?って思うくらいです。
これは整体的な観点から言いますと、陽の氣が顔を出してきたからといえます。
冬の間はまわりに陰の氣が満ち満ちています。冬の寒さはあらゆるものを陰に向かわせます。
ここで、陰と陽を大ざっぱに説明しますと、陰というと収縮していく力、固まって行く力、動かない力とか。そういった意味を持ちます。
片や、陽というと拡がって行く力、拡大していく力、動き回る力です。そういった意味でいいますと、インターネットやSNSは陽の力が強い媒体であるといえます。
インターネットやSNSは、その拡散力が一番の特徴ですから、インターネットやSNSの持つ陽の力が最大限に発揮される瞬間が、バズる瞬間なのでしょう。
さて、冬になると外の世界には陰の氣が満ち満ちています。気温が低くて、外が寒いわけですから、身体のほうはどうしてもキュッと縮こまりがちになります。外に陰の氣が満ちているときに、身体、こちら側が開けっぴろげでいますと、身体の中に陰の氣がどんどん入り込んでしまいますので、それは困るわけです。
だから、少々厚着をしたり、ストーブとかで外からあたためたりすることは理にかなっていることです。
身体内の陽の氣が外へ漏れ出て行くのを防がなくてはいけません。本来は夏とかの間に身体にためておいた陽の氣で、冬ですね、陰の季節を乗り切るのが本来の過ごし方なのです。
とにかく、陰の氣の盛りが冬です。それが立春が過ぎると、陽の氣が少しずつ顔を出しはじめてきます。
陽の氣が入って来たんだったら、少しは温かくなるんじゃないのか?って思いがちですが、陰の氣ですね、満ち満ちている陰の氣、陰の世界に陽の氣がほんのわずか、差し込んでくると、陰の氣がもう一回本気を出すといいますか、暴れ出します。
ちょうど、スイカを食べるときに塩を少しふると、スイカの甘みが増してくる状況。それがまさに2月の寒さの正体です。
ちょっと陰の氣が本気出しているんですね。陰の世界を守るために陽を追い出そうと、さらに陰化を進めているといったところでしょう。
実はこの時期にめいっぱい身体を閉じてやると、春に向かっていく身体のサポートになります。
春は陰から陽へ変わって行く季節です。長かった冬がようやく終わりを迎え、これから木々も芽吹いてきますし、陽の世界へ拡がって行く季節です。この切り替わりがうまく行かない身体は春のトラブルを引き起こします。
春の身体のトラブルといえば代表的なのが花粉症。
まだ花粉症の話は耳にしませんが、インフルエンザ、季節性の風邪、新型コロナウイルスに間違えないようにしないとややこしいですからね。
ただ花粉症でクシュンクシュンしているだけなのに、いちいち感染者とうたがわれ、隔離されるのもまどろっこしいものです。
陰の世界と陽の世界の切りかわりがスムースに行えるのが季節に応じた身体であります。季節の波に乗れない身体はここがうまく行かない。
これをスムースに行い、季節に応じた身体の開発を目指すのが愛光流の整体の一部なのです。
本日もお読みいただき、ありがとうございます。
寒いですね、でも春ですね。
こういうときには頭痛がするとか、関節が痛いっていう人が来るだろうな。
読んでくださってありがとうございます。とてもうれしいです。