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発汗の詩

汗を全身にかくと気持ちがいい。
気持ちがいいだけではなく、整体の観点からしても健康になるのですから、汗はしっかりとかいた方がいいのです。

汗をかくと言っても全身でかくというのが大切で、部分部分だけでかく汗はあまりいい汗とは言えません。

手に汗をかくという人がいらっしゃいます。手に汗握るのかどうかは知りませんが、とにかく手だけに汗をかく。
そういった人は神経の緊張が強い人です。神経の緊張が強すぎて、神経疲労が激しい人は手に汗をかきます。そういう人はだいたいが寝つきが悪い。神経がいつもいつも高ぶっていますから、なかなか寝付けないのです。

汗というのは全身でかくのがよい。神経緊張から来る汗よりも、全身から汗をかいて身体内の水を総入れ替えするくらいの気概でいてほしいと思います。

みなさんはエアコンをもちろん使用していますよね?
とにかく不快な蒸し暑さ。蒸し暑さを解消するのにエアコンが一番です。湿度があるだけでずいぶんと不快です。湿度があると暑さを余計に感じます。これは身体の水と関係があるのですが、とにかく湿度が高いと暑さを感じます。
自宅でも整体指導室でも、湿度を解消する為に、暑さを解消する為、エアコンを使用します。電気代の心配はもちろん頭の中をよぎりますが、あまりの暑さにへばっても困ります。
テレビでは熱中症のニュースもぼちぼち流れるようになってきました。電気代を節約して熱中症になったら困りますから、ぜひ電気料金はお安くしていただきたいです。政治家のみなさま、電力会社のみなさま、よろしくお願いします。

大阪の亡くなった父がまだ若かったころ、たいへん貧しかったそうですが、それでもローンで買い物をすることはなかったそうです。唯一ローンで購入したのがクーラーだったそうです。
父の若いころに比べたら、気温もずいぶんと上昇して、鳥取県でもエアコンを使用しないと過ごすことが辛くなってきました。鳥取県ではエアコンのないご家庭もたくさんあったそうですが、今はもう昔の話。隣り近所、朝から室外機の音がしています。

エアコンを使用すると、日中と朝晩の寒暖差を感じるようになります。まだ熱帯夜と言われるような気温ではないと思いますが、みなさまのお住まいの地域ではいかがでしょうか?

背骨目線で申しますと、寒暖差が大きくなりますと硬く硬直してきます。背骨が硬く硬直するとどうなるかというと、傍目には健康になったような気がします。
それは何も感じなくなっていくからです。痛みもない、かゆみもない、汗が背骨の上を流れていても気が付かない、熱も出ないようになります。

症状がないということを健康だというように考えるのであれば、それはそれでいいのかもしれませんが、背骨の感受性というものを回復していくということに主眼を置いている愛光流の整体からすると不健康そのものです。

背骨の感受性は人間の感受性にも通じますから、背骨が硬い人は感動することもできませんし、誰かに共感することも難しい。多様性が叫ばれる昨今では背骨の硬直がある人はなかなか辛いのではないかと思います。

硬直している背骨は汗をかくこともできません。全身でしっかりと汗をかくことで背骨の感受性も回復していきます。やはりこの季節は汗をかくことで健康になって行きます。
ますます暑い日を迎えそうですが、暑さを利用し、心身共に健康な日々を送りましょう。


読んでくださってありがとうございます。とてもうれしいです。