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ロシア、ブロックチェーン選挙の実用化を急ピッチ

ロシア国内の2つの地域で、ブロックチェーンを活用した投票システムの試験運用が始まる。クールスカヤ(Kurskaya)とヤロスラヴスカヤ(Yaroslavskaya)でのロシア下院補欠選挙に使用される。
8月19日に発表したプレスリリースによると、システムは「独立した監視員を含む、認可を受けた選挙参加者すべての管理」が可能になる。

ロシアでブロックチェーンを活用した選挙、投票を行うようです。まだ試験運用の段階です、いろいろな問題や改善点が出てくるのは当然だとは思いますが、ここ最近のロシアはワクチンことといい、なんだか世界に先駆けたことをやろうという意欲が伝わってきますね。

わが国でもこういったシステムが導入されてほしいですね。

ブロックチェーンを導入する最大のメリットは

監視員は何が起きているかを監視できる

ということのようです。ロシアもプーチンさんが長期政権を担っており、不正じゃないか?っていうことも言われているようですから、そんなことない!と証明するにもいい機会なのでしょう。

こういった政治家の選挙における不正疑惑というのは常にありますし、ぼくたち庶民にはわからないことがいっぱいありますから、不正を防ぐ意味でもブロックチェーンが活用されるのはいいことだと思うんです。

ウェーブズのサシャ・イワノフ(Sasha Ivanov)CEOは、「大規模な投票ブロックチェーン上のすべての情報は、誰もがアクセスできるスペシャルポータルサイトで公開されます。暗号化システムはデータが改ざんされないことを保証します」

ウェーブズとは今回試験運用されるブロックチェーンを開発した会社。その成功責任者が言っています。誰もがアクセスできて、改ざんされないというのがいいですね。

わが国では某国営放送の出口調査を観ていて、ほんとうに?って思うことも多々ありますからね。で、それがけっこう当たっている。あんなにネットじゃ人気があった人だったのになぁって思って、なんだかスッキリしないこともありました。そういうのがなくなるんですからね。


しかし、ロシアでの試験、前回はうまくはいかなかったようです。まだ試験段階ですから、どの程度の不具合かにもよるとは思いますが、

ロシア憲法改正の国民投票にブロックチェーン技術が使われた後にブロックチェーン投票の拡大を発表した。しかし、状況は前途多難とも言える。
ロシアのジャーナリストらは投票結果を解読し、セキュリティが脆弱なファイルから個人IDを取り出す方法を見つけたと伝えた。投票後、有権者の個人データがダークウェブで売られる事態に発展した。当局はデータは本物ではないと否定している。

セキュリティが万全だというのがブロックチェーンでは必須ですから、こういった疑惑が出てくるのは好ましくありません。

ブロックチェーン投票は、モスクワ市の情報技術局(DIT)の管轄下にある。DITはブロックチェーン投票プロジェクトに消極的になったわけではない。11月、モスクワの2つの地区で行われる自治体の選挙にブロックチェーンベースのシステムを提供する計画だ。

ロシアではブロックチェーンでの投票をあきらめたわけではないようです。これからも技術革新をして実用化に向けた取り組みを続けていくようです。

日本でもこういった取り組みの話が表に出てきてもいいんじゃないか?って思うんですけども、出て来ないところをみるとブロックチェーンが選挙に活用されると好ましくないところがあるからじゃないの?って穿った見方をしてしまいます。


今回は、ロシアの技術革新に向けての取り組みや選挙という政治に直結する部分を公開しようとする試みがすばらしいなと思い、noteにしました。



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