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ジャストサイズの幸せを求めるために

 学び方

 四柱推命や命理学を学ぶときにはいわゆる有名人でありますとか著名人を例題にして勉強することが多いのです。それは有名人や著名人であればあるほどその人の人生における波が読みやすいからです。これだけ大勢の人がいる中で有名人・著名人になることの方がたいへんです。しかも、それが長く活躍している人となりますとそれはそれは相当なものです。

 元々持って生まれた才能もあるでしょうが、おそらく人生の波といいますか好調な波に乗じて世に出てくる人がほとんどです。そして有名人・著名人になればなるほどそれはセンセーショナルです。そして有名人や著名人であるが故といいますか、波が引くとき、落ち目な時もそれはそれでニュースになります。推命命式を観ていてもおそらくここの波でこの人は世に出ることができたのだろうと読んでいくことができますし、この波で不祥事を起こしてしまったのだろう。そして再びこの波でカムバックしたのだろうなと。

 反対にわれわれ庶民ですとそこまで大きな変化がありませんから、どちらかというとわかりにくい、読みにくいものになります。ですので初学者はそういった人物から勉強していくことが望ましいでしょう。

 有名人や著名人だけでなくご自分のことやご自分の身近な方、家族や友人、恋人のことでしたらそういったことがわかる場合があります。身近な人のことでしたら勉強にも身が入るというものです。全然知らない興味のない他人のことを勉強するより、ご自分の家族がどうなのか?とか自分はどうなのか?といったことを学ぶとより理解が深まります。

 家族のことや友人のことになるとみんな真剣ですよ。自分のことになるともっと真剣です。自分のことは読み込んでいきますと意外と腑に落ちるのが不思議なところです。

 そこに書いてある

 さて、四柱推命は生年月日や生まれた時間で現わしていきますが、ほんとうにおもしろいもので、そこに現れている八つの文字はその人を現しているのです。観れば観るほどその人なのです。ほんとうにそこに書いてあるのです。

 この命式で現わされるものは命(めい)といい、その人が持って生まれてきたものです。命がいいのに越したことはありません。命が自分の人生を決めるひとつの要因であることは間違いありません。

 人生を決めるもの

 これはぼく自身もたいへん気に入っている言葉のひとつなのですが、師匠であります一般社団法人愛光流の山本清次先生は人生を決める要素の1/3が命、もう1/3が環境であり、そして最後の1/3が選択だと言われます。

 命がいいのに越したことはないのだけれどその命を活かすことができないでいる人もいますし、命があまりよくないにも関わらず幸せに暮らしておられる方もいます。環境や選択もたいせつです。

 余談になりますが、簡単に言いますと環境は風水ですね。選択はその人のその時その時の選択です。しかし、選択というものはわからないですよね?ほおっておいても運がいい人は運がいい選択をするものなのですが、問題なのは運が悪い人が選択をするときです。ほおっておいたら確実に運が悪い選択をします。そういったときには易をふってみたりするのです。

 ログポース

 今回は命、命理学の話です。

 命を知る、自分を知ることは自分が持って生まれた装備と言いますか初期設定を知ることです。そこには人生の目的なども書かれています。

 われわれは本来そういった自分だけの羅針盤といいますか、アニメのワンピースで言うところのログポースを持っているのです。そういった意味で言いますと命を知ることは回り道をしないでいい人生を歩む方法なのかもしれません。ログポースなしで冒険するルフィがどの島にたどり着くのか?物語になりませんよね、それくらい大事なのです。

 命を知ることで時間やお金、体力、命(いのち)などを無駄に使う必要がなくなるのです。自分にひつようなことだけに時間やお金、体力、命(いのち)を注ぎ込むことができます。そう考えますと効率よく人生を楽しめる方法であるとも言えるでしょう。命の通りに人生を楽しむことができたなら、その人なりの幸せや楽しさが待っているのです。

 ジャストサイズの幸せを求めるために

 みなさんは運命を変えたいとか違う自分になりたいとか思うかもしれませんが、それは非常に難しいことです。正確に言うと運命を変えるとか違う自分になるというのが間違っているのです。これまでは自分というものを間違って認識してきた結果。それが今の自分なのですから。

 そう考えますと、自分の持っているものをいかに活用していかに利用していかによりよい人生を暮らすか?っていうことは意外とできることなのではないでしょうか。他の誰かから刷り込まれた幻想の中にある幸せではなく、自分にしかないジャストサイズの幸せを求めることはそれほど難しいことではないのです。

 テレビを観たり雑誌を開いてみたりしますとそこに幸せの画があります。そこに自分を照らし合わせようとしても合わない自分がいます。そういうふうに隣の芝生は青くみえるものですが、そこに行ったとしてもほんとうに自分が満足するとは限らないのです。

 そしてそれも推命命式に書いてあるところがおもしろいと思います。自分だけの幸せ。それを導き出すために何千年も研究されてきたのが命理学です。よりよい人生を過ごすには自分が先天的に持っているものを活かすのがもっとも簡単で楽な方法です。

 CMです

 自分を知って相手を知る技術は戦国時代の武将も重宝していたそうです。戦国時代の軍師は命理学などに精通した専門家だったと言われています。右も左もわからない、間違えると命(いのち)を取られるような戦国時代を生き抜くためにはこういった技術がひつようだったようです。今の時代はそのように扱う人はなかなかいませんが、命理学、四柱推命を占いという枠から飛び出してご利用いただけますと幸いです。

 今回わりと多く登場しました運命とか人生という言葉。これらの言葉に対して少し重苦しく感じる方もおられるかもしれません。もしそうだとしましたら身近なところで、日々の生活とか毎日の暮らしというような言葉に置き換えてみられたらいかがでしょう?あなたの日々の生活にちょうどいい幸せはいつもあなたのそばにいるはずなのです。


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